隠居志願のつぶやき2017

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...... 2018年03月23日 の日記 ......
■ 大手まんじゅう   [ NO. 2018032301-1 ]
 アルトサックスの巨匠、宮野さんの令夫人から「岡山に帰省していた宮野が和菓子を買ってまいりました。召し上がっていただきたくお渡しする日時を指定して。賞味期限は20日までなのです」というメールをいただいたのは先週の金曜日だった。土曜日は芝刈り大会でダメ。で、日曜夜7時国分寺駅と連絡した。
 どうも巨匠のしゃっくり病全快をつぶやいたお礼ということのようだが、そんなことせんでもいいのに……。指定の刻限に国分寺駅に行くと、巨匠本人がお出ましになっていて、ナップザックから「これ」と箱を取り出した。日本三大饅頭の一つ、創業181年になる伊部(いんべ)屋の「大手まんじゅう」10個入りであった。
 和菓子には洋菓子で対抗せねばならない。最近発見した小金井のレストラン「寺子屋」のシェフが開発した「オリーブサンド」=国分寺駅ビルに出店がある=との物々交換と相成った。このオリーブサンドはいつぞやつぶやいた小川軒の「レイズンウィッチ」と形状が似ているが、口の肥えている知り合いの美女が「レイズンよりおいしい」と評した逸品で、ANAなどが機内食に採用している。果たして令夫人からその日のうちに「初めていただきました。甘過ぎずとても美味しい」とのメールを頂戴した。
 で、俺も「大手まんじゅう」を食してみた。甘酒を使った生地で薄い皮を作り、中のこしあんが透けて見える小ぶりな饅頭である。備前藩主、池田公に好まれたとか。この饅頭ならコワイなぁ。
 手元にある「日本三大ブック」によると、三大饅頭のもう二つは、福島県は郡山にある柏屋の「薄皮饅頭」。こちらは創業166年。もう一つが東京、塩瀬総本店の「志ほせ饅頭」。こちらは創業が1349年というから驚きだ。室町時代、中国から渡ってきた林浄因が肉食を許されない僧侶のために小豆を原料にした饅頭を日本に伝え、それが「志ほせ饅頭」の期限の起源になったのだとか。「薄皮饅頭」は福島にいた時何度か食したが、「志ほせ」はまだ食べたことがない。
 この3つの饅頭の製造元はおととしから「饅頭サミット」を開いているのだとか。いかに小ぶりといっても「大手まんじゅう」を期限内に10個も食っては、引っ込みかけてきた腹(ウソ)に触るので、口の肥えた美女や長女に配ったが、こうなると「志ほせ」も食わねばという気になってくるなぁ。
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 今週の拙宅の花は「グッドタイムズ」という黄色のバラとオレンジ色のガーベラ、それに白いスイートピーです。Content-Disposition: form-data; name="image"


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