きのうはタッチの差で午前様になり、つぶやけなかった。ゆるされよ。 いつぞやもつぶやいたが、駅弁の中で一番好きなのが、崎陽軒のシウマイ弁当である。8つに俵状になっているご飯に5つの小ぶりなシウマイ。甘く煮たタケノコ、ブリの焼いたの、卵焼き、かまぼこ、トリのから揚げ、昆布の佃煮、杏子と830円にしてどのおかずもおいしい。宇都宮時代は何個食したか分からないほど、大宮駅の売店でお世話になった。 西国分寺に戻ってからは吉祥寺駅ビル地下に販売所がある。バイト帰りの水曜日、モーレツにこの弁当が食べたくなり、吉祥寺で途中下車したが、7時半の段階で「完売御礼」の札が立っていた。花見客が求めて行ったと思われる。くっそー! で、おとといのお休みは井の頭公園の花見の伴にシウマイ弁当に務めてもらうことにした。4時半だから、まだ売り切れてはいない。これにお茶を買ってビニル袋に下げ、池のそばまで降りて行ったが、けっこうな人出である。桜も満開。ついこの間まで「かいぼり」で池の底が見えていたのに、水をたたえた公園の池は花を映して見事である。 しかし、どこで弁当を食えばいいのだ。どんどん京王線井の頭公園駅の方に向かって行った。公園駅のガードをくぐり、神田川の源流のところまで行くと、さすがにここまでは花見客はおらず、ベンチが空いていた。木々の新緑が美しい。さて、いただきます。シウマイ弁当がうまい。鳩がトコトコやってきたが、何もやらなかった。 弁当を食べ終わり井の頭池を一周することにした。池の水の大元、「御茶の水」を初めて見た。今は地下水をポンプで汲み上げているとか。「かいぼり」はこの3月までが3回目で、外来種の魚がいなくなり、60年ぶりに珍しいモが発生したってなことが、看板に書かれいていた。桜の向こうの空に十三夜の月が昇っていた。なかなかオツな眺めだった。 |
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