きのうの芝刈りは大学のゼミ仲間との楽しいラウンドだった。 同伴競技者は新日鉄から東証2部上場の非鉄商社の社長になったO。今はゴルフ三昧の日々だ。彼の辻堂のホームコース、湘南カントリーは適度にアップダウンがあって、植栽も美しく井上誠一設計の風格のあるいいコースである。 もう一人はソニーの経理畑が長く、今はデジタル企業の非常勤監査役をしているHT。3人目は丸紅の商社マンを勤め上げ、今は千葉の家庭菜園で農業指導をしているST。 Oが社長になった10年ほど前、お祝いの席で35年ぶりに集まり、4人ともゴルフをするというので、年に2回一緒に回っている。泊りがけの遠征ゴルフもありで、これまでに新潟や宇都宮、箱根、川越などに行った。みんなこの本田会ゴルフを楽しみにしていたのに、Oがゴルフのやり過ぎで背中を痛め、昨年秋の定例会が流れ、1年ぶりの開催となった。 スタートは8時45分。スロープレーを嫌うコースとのことで、2時前に終了。スコアは地主のOが96。一番飛距離の出るHTが98。つまらないミスも出た俺が煩悩の108。1年前に比べチョロが少なくなったSTが110。握りは銅のカンをつくったOが勝ち頭。金と砂イチ銅の俺が2位。鉄が2個しかないHTが大きく負けた。 風呂に入ったあとクラブバスで辻堂駅まで戻り、3時から駅前のビル6階に入っている居酒屋で酒盛りである。昨今は平日ゴルフの年寄りが多いため、そんな時間に酒を出す店があるらしい。ビールのあと、3人は日本酒の冷、俺は焼酎のお湯割り。 ホッケの焼いたの、さつま揚げ、大山地鶏のステーキ、ポテトのバター炒め、ソーセージ焼き、野菜のてんぷら、シシャモ、漬物盛り合わせを肴に2時間。締めにはなんと280両のざる蕎麦を食って、3000両でおつりが来た。 その席で初めて知る話もあった。Oはこの4カ月で26回もゴルフをしているとか。背中を痛めるのも無理はない。HTは都内の自宅の他、なんと熱海に別荘を持ち週の半分はそちらで暮らしているとのこと。カミサンは田舎はイヤと建てて5年になるのに、1度しか来たことがないらしい。そこで30人に野菜作りを教えているSTの指導を受け畑をやっているとか。「野菜よりみかんだろ」と言ったら、もう2回も枯らしたとか。 こういう会は次を決めておくのが長続きのコツ。10月下旬の平日に前夜飲み会、次の日芝刈りの日程を決め、初めてハンチングをかぶってきたOに合わせ、次はコルク製のハンチングで行くと約束したのでした。 |
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