きのうの次女の17歳(×2)を祝う立川でのランチは大正解だった。駅から1分、1階にコンビニが入ったビル6階のお店は、しゃれた内装で窓が広くとってあり、別天地のムード。ランチの高い方のコースをお願いしていたが、出てくるお皿すべてがおいしく、適度な間隔で出てくるものだから、話も弾み、次の皿への期待も膨らむのだった。 まず、飲み物を頼んだのだが、母親の「響17年」の水割りをはじめ、長女のグレープフルーツジュース、俺カシスオレンジなど別々の注文をしてから、プレゼントの交換。長女からは母親と対の扇子、母親からはオルゴール、俺はカキノタネの詰め合わせ。そのやり取りが終わるのを待って、イタリア人のイケメンウエーターが飲み物を運んできた。 前菜は白身魚のカルパッチョ、このソースはなんだろう。おいしい。ソラマメのテリーヌ。ジュレが絶妙な味の何か。聞けば白ワインのアルコールを飛ばして作ったもの。ひとしきり、おいしいの連発があったあと、新タマネギの冷製スープ。白い大きな器の真ん中の窪みにあるスープはほんにうまい。パスタは3人が「カニ!」と叫んだので、俺はやむなくミートソース。少しずつシェアした。 母親が「どうしてこんなお店見つけたの?」このブログを案外読んでいる次女が「美人に教わったんだって」とぼそり。そろそろ出て来ないかなぁと思うころあいに魚のメバルの焼いたの。25aの茶系の大皿の右サイドの乗っている。左サイドの空間を見ながらいただく。お肉は松坂豚。トリュフのソースがなかなかの香りである。 満腹にはならないのがいい。セブンスターが猛烈に欲しくなり、フロアマネジャーのお姉さんに尋ねたら、奥にスモーキングルーム。独房風の構えだが、壁に赤を基調とした抽象画が掛かっていて見事である。さて、コーヒーとデザートと相成った。先に運ばれてきた砂糖壺とミルク入れの陶器の模様が色とりどりのチョウなどでかわいい。娘たちはフルーツポンチ、となれば親はそれ以外のパンナコッタとティラミスだ。 と、次女のフルーツポンチの皿にチョコレートで「Happy Birthday」の文字。「おめでとうとお話されていたので、特別に作らせていただきました」とウエーター。こういう気の利かせ方はうれしいねぇ。次女はこのチョコをスプーンでこそげ落として食べていた。デザートは少しずつ分けて全部食べたが、みなうまかった。デザートがおいしいというのは、レストランの絶対条件だね。 あんまりうれしかったので、レジでお姉さんに、昔懐かしい「羊羹巻き(羊羹をカステラで包んだお菓子)」を一包み差し上げたら「わー、甘いの好きなんです」。サプライズとおいしい料理だと、お値段は全く気にならないね。 |
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