11連休、遠出はしなかったのでヒマな時間にけっこうテレビを見た。俺のような世代には地上波の民放バラエティー番組はうるさ過ぎるので、もっぱら国営放送だが、ＢＳのまったりした番組と波長が合う気がした。それとＢＳフジで夜７時からやっている中村吉右衛門の「鬼平犯科帳」は自宅にいた時は必ず見た。
ＢＳプレミアムの「岩合光昭さんの世界ネコ歩き」はなんてことない町でネコが映っているだけの番組なのに、なぜだか見てしまう。俺、それほど猫好きではないんだけど。
それと、かつては女たらしでならした火野正平さんが全国をチャリで回る「日本縦断こころ旅」。総集編が何度かあり、正平さんのオヤジギャグにケタケタ笑った。例えば「『熱中症』じゃなくて『ねっ、チューしよう』」。
正平ファンは全国各地におり、正平さんを先頭にした５台のチャリが列を連ねて走っていると、おばちゃんたちが握手を求めてくる。そんな普通の人とのふれあいに見入ってしまう。「チャリオ」を必死にこいで、全国を巡るから、なんてことない内容にも見入ってしまうんだな、あの番組。
「こころ旅」を見ていて、俺も学生時代独り旅をよくしていたのを思い出した。俺はとんがった岬の突端というのが好きで、着くまでに時間がかかるのが難だった。九州最南端の佐多岬、四国の足摺岬、北海道の宗谷岬、「津軽半島冬景色」の碑がある青森の竜飛崎……。若いころのことはすぐ思い出せる。きのうのメシに何を食ったかは定かではないが……。
「こころ旅」は視聴者からの思い出の場所の投稿を募り、そこを正平さんが尋ねるというスタイルがいいんだね。この６月に巡るのは滋賀県とか。俺は通過しただけで琵琶湖畔を歩いたことはないな。
鬼平はかつて「本所の銕」と呼ばれていたころ、わけありだった三味線弾きの老女を、あの山田五十鈴が演じているのにぶち当たり、五十鈴の貫録（三味線もうまい）にうなった。再放送もこういう場面が見られるとうれしいね。
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今週の拙宅の花は、カーネーションではなく、「カルピデューム」という黄色のバラと「アクロポリス」という淡いピンクのバラと縞の入った紅いバラ、それに白いマトリカリアです。 |
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