隠居志願のつぶやき2017

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...... 2018年06月20日 の日記 ......
■ 小さなお釜   [ NO. 2018062001-1 ]
 一日3度のメシのうち一回はご飯を食べないと力がでないと思っているところがある。朝は珈琲にパン類となりがちなので、バイトに行く日の昼は決まって4品定食。メーンは鶏とか豚肉だが、必ず納豆を付ける。
 今月6日に行われた栃木の新聞社の創刊140周年記念パーティーの引き出物は「かまっこ」という益子で作られた小ぶりな陶器のお釜だった。横川の釜めしの容器のような形で、内蓋と外蓋があり、1合のコメが20分で炊き上がるとのこと。説明書に昨年度の栃木県発明展覧会県知事賞受賞と書いてある。
 俺は自宅ではメシを炊いたことがない。ご飯を食いたい時は「サトウのご飯」をチンして食うのだが、かねてから時間に余裕ができたら、炊き立てのメシが食いたいと思っていた。それでこの「かまっこ」は天からの贈り物ではないかと思ったのである。
 うまいメシが炊けるのなら、カツなどのおかずはいらない。味噌汁と佃煮くらいがあればいい。それで昨日の休みには昼にメシを炊くことにした。前日のバイト帰りに西国マインで「ふじっこ」のシソ昆布の佃煮とアサリの味噌汁の素を求めてきた。正月のモチに使った焼き海苔がまだ少し残っている。なめたけの瓶だけは常備されている。
 内蓋すりきりで計量する1合のコメをとぎ、内蓋分の水を入れ、お釜に内蓋をしてから、直径がそれと同じだが、お椀型の外蓋をかぶせてガスレンジにかけ最弱火で20分で出来上がる。12分ほどで蒸気が立ち上がり、外蓋のへりまでのり状のものが出てくる。最弱火だから吹きこぼれることはない。20分でのり状のものは少なくなる。そしたら火を止め、10分ほど蒸らして出来上がり。
 さぁ、いただきます。うむ、うまい。長女が時折、炊飯器でご飯を炊くが、心なしかこの「かまっこ」の方がうまい感じがする。最弱火にしたつもりだったが、最初中火に近かったためか、釜の底におこげができていた。ま、おこげもまたよし。
 メシが上手くできたのでうれしくなって夕方、吉祥寺に出撃した際、駅ビル内の老舗佃煮屋で上物の佃煮3種を求めた。次の休みにはまた1合炊いて、これを賞味しなければ。まことに俺には「かまっこ」はよい記念品となったが、千人近い参列者の中でこの引き出物を喜んだのはあまりいないのかも。
 

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