隠居志願のつぶやき2017

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...... 2018年09月12日 の日記 ......
■ コーヒーの縁   [ NO. 2018091201-1 ]

 酒を飲む習慣はないが、日に3杯のコーヒーが生活のリズムになっている。その割にコーヒーのことを知らないので、どこかの書評に出ていた「コーヒーの科学」(講談社ブルーバックス)というのを求め、通勤の電車の中で読み始めた。
 宇都宮時代は会社帰りに「BC」という1971年から続くおいしい珈琲屋に毎日寄り、カウンターで「ブラジル」を注文してママと1時間ほど雑談していた。ここは世話焼きのママが家族会という集まりを作っていて、長男格の仕出し屋を営むアメフト青年Nくんと長女格の栄養士Kさんの誕生日がきょう9月12日。それで土砂降りの日に日本酒の店で合同誕生会というのをやったのもなつかしい思い出だ。
 家族会の人たちには宇都宮を去る時、焼肉屋で送別会をしてもらった。なぜか水商売の美形もいたなぁ。仕事まったく関係なしの付き合いだが、この方たちには処分に困っていたテレビや冷蔵庫、ソファなどを引き取ってもらった。最初からすぐに仲良くなったように思われるかもしれないが、元来が内気な性格なものだから、ママと親しく話すようになったのは通い始めて1年ほどたってからだった。
 店の奥のボックス席でコーヒーを飲んでいたら「すいませんが、大人の話をしてあげてくれませんか」と就職で悩んでいるアンちゃんへの訓示を頼まれた。「はあ!俺が?」と言った覚えがある。今は文章教室の教え子でA紙の宇都宮支局で働いているWくんの妻(子育てで記者を休職中)が家族会のメンバーに入れてもらっているみたい。
 上京してからはバイト帰りに新宿駅地下のAという喫茶店に寄り、やはりブラジルを飲んでいる。”つぶやき”の下書きをここで書く。この店のポイントカードは3個溜まると500円のケーキがタダで食える優れもので、6種あるケーキはもう2回り食った。
 休みの日はドトールのコーヒーの味が好きで、1回は西国南口の店に寄る。月曜日の昼下がり、ナンカレードッグの出来るのを待っていたら、野球帽をかぶったヘンなおじさんに声をかけられた。40年も前、社会部八王子支局時代に立川にいた2コ下のUくんで、ひと月前練馬から国分寺に引っ越してきたという。
 Uくんは社会部で鳴らし大阪本社の編集局次長にもなり、業界団体でも働いていた。会って話すのは十年ぶりか。今は散歩と図書館通いの日々とか。西国に1年前にできた都立の図書館は内外の雑誌を取り揃えてあり「飽きない」のだとか。俺より若く、体も悪くないUくんが図書館通いとは、ちょっともったいないと思ったのである。

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