ゴルフの握り方にはいろいろなのがある。栃木の新聞社で社長会長を務めた鬼瓦とは、前半・後半・トータルのスコアの勝ち負けで500両ずつ。全部負けると1500両になる。１打差でも1000両ということもあった。最近でこそ「毎度！」と言えるようになったが、５年前まではずっと取られ放しだった。
ホールごとに握ると全ホールで負けると18億円になる。普通はそんなに差がつかないのだが、土曜日八王子で行われた悦夫会では、同期で60の手習いの悦ちゃんが自己ベストの87で回り、俺がことしのワースト３に入る110と大叩きしたので、勝ったのは１ホールだけ。引き分けが３ホールだったため、12億円も取られかつてない大敗だった。
悦夫会には５月に亡くなった同期の青史くんの代打で、元社長で横綱審議会委員長のＫさんに出場してもらっているのだが、喜寿を迎えたにもかかわらず、下手をするとオーバードライブされるＫさんにも４億円負けた。
各ホールには難しい順に１〜18のハンデが付いている。俺はこれまでの大会でＫさんより少しはスコアがいいので、前半後半で３ホールずつハンデホールを差し上げている。前半ハンデが１、３、５のホール、後半２、４、６のホールで同スコアなら俺の負けである。
土曜日は前半俺が58と崩れ、Ｋさんは55にまとめたため、ハンデホールも含め４つ負けた。後半気持ちを切り替え52とやや改善したが、Ｋさんも55。差は縮まらず後半はチャラ。結局４億円取られた。ま、喜寿のお祝いだな。とはいえ十歳も年上の人と同スコアではトホホである。
「百獣の王」となったのは、寝不足が原因と分かっている。前夜中国語の勉強会が開かれ、シンデレラタイムまで。珍しく少々勝ち、頭が冴えて１時に床に就いたが、２時過ぎまで眠れなかった。睡眠４時間半でいいプレーができるわけがない。ドライバーをラフに入れ、まだ粘っこい草に負けて２打目を思ったところに打てなかった。教訓：ラフと女にゃ金使え！
それにしても悦ちゃんはドライバーは飛ぶし、アイアンショットの切れは抜群。バーディーあり鉄のカンありニアピンの２段重ねは取るしで、オリンピックは独り勝ちだった。次のラウンドは大学バド部同期による３組のコンペ。今度は睡眠をちゃんと取って勝つぞ！ |
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