9月に右上の奥歯4本に代わる入れ歯をはめてから、ゴルフの成績が思わしくない。4本分の入れ歯を右前歯と左奥歯に引っ掛けるツメのついたアーチ状の樹脂が上あごにくっついているので、口の中の異物感に慣れないためだ。 今月はじめの「悦夫会」では「百獣の王」のスコアで、自己ベストの87で回った悦ちゃんに12億円も取られた。大学バドミントン部同期による3組のコンペでは111。さらにゼミ遊び仲間とのラウンドでは「百獣の王」に「猛獣一」というこの十年のワースト記録だった。 今年のゴルフの目標は平均で100切りというのに、ことしフタケタだったのはたったの5回で、ゼミ仲間とのラウンドを終わった時点で平均104.4。昨年の101.9より大幅に悪化している。こんなんでいいのかと、土曜日に開催された竹橋の会社入社同期による2組のコンペでは期するところがあった。ていねいに丁寧にプレーすることを心掛けたのである。 2組と言っても同期コンペを始めた7年前はちゃんと8人いたが、転居、故障発生、死亡などでメンバーを揃えられなくなり、1コ下の入社組などから2000両の会費半額で3人の「目付」参加をお願いし、ニアピン、ベスグロなどの権利はあるが、優勝、準優勝賞金は除外として遊んでいる。 俺はもともと飛距離がでないゴルフなので、正確なアプローチを心掛け前半ワンパットが6つもあり、50にまとめた。前回はハーフエージシュートだったのだ。オリンピックは鉄のカンもあり、トップである。ホールバイホールで握っている前の組の悦ちゃんは48で、握りは2億円しか負けていない。同期のO、N、Mくんは大叩きをしており、この調子でいけば賞金5000万円の優勝が狙えるはずだ。 午後8ホールを終わったところで43。カートに表示される順位表を見ると悦ちゃんとトータル同スコアである。距離の短い最終ホールをダボ以内で上がれば久々に100が切れる。ところが2打目を左に引っ掛けOB。5オンが3b残り、これが入らずトリプルでトータル100。悦ちゃんに1打及ばなかった。無念。 ところが前の組は途中のホールでスコアを入れなかったところがあり、悦ちゃん102という。やった、1億円いただいた。85と86のハイレベルなベスグロ争いをした2人の目付をネットでしのぎ、俺、この大会で2年半ぶりの優勝である。賞金5000万円が転がり込んできた。ベスグロ、ニアピンの商品は目付参加組がほとんどさらっていったが、不振が続いていただけに、この優勝はうれぴかったなぁ。 これでしばらく芝刈りはお休みだが、人生はゼロサムだから、きのうの菊花賞をメーンとする生物学は全くいいところがなかったのである。
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