隠居志願のつぶやき2017

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...... 2018年11月15日 の日記 ......
■ 四敗目は   [ NO. 2018111501-1 ]
 「居候三杯目にはそっと出し」という。では「横綱の四敗目には」どうなるか?俺は「引退す」だと思ったが、今朝「休場す」となったようだ。久々の日本人横綱として期待された稀勢の里があえでいる。今場所は先輩横綱の白鵬、鶴竜もケガで休場。稽古場でもようやく動けるようになり、一人横綱としてそれなりの活躍を見せると思っていたが、初日からまさかの4連敗。横綱が初日から4日連続して負けたのは1931年の宮城山以来87年ぶり。一場所15日制が定着した49年以降初めてという。茨城県民は泣いているわなぁ。
 横綱なんだからどの力士と当たっても文句なしだが、初日、元気者の貴景勝との取組となったのが痛かった。激しい動きの貴にいいところなく敗れた。これでいつもの弱気な稀勢の里に戻ってしまった。二日目の妙義龍戦。相手も必死だ。防戦一方の相撲で負けた。三日目の北勝富士戦。稀勢の里は土俵際まで押し込んでも残されてしまう。素人目にも力が落ちていることがはっきり分かる。
 そして、きのうの三連勝、栃煌山戦。軍配は押し込んだ稀勢の里に上がったが、バイト先でテレビを見ていた俺にも、土俵際ですくい投げを繰り出した栃煌山に、稀勢の里の左肩が先に落ちたのが分かった。四日目にして初めて主導権を握った相撲で、詰めを欠くようでは……。腰高だったし、余裕が感じられない。
 初日から三連敗して最後まで土俵を務めた横綱は、88年秋場所の大乃国(芝田山親方)で、この時は8勝7敗となんとか勝ち越したが、他の朝潮、琴桜、輪島、旭富士は4日目から休場。旭富士はそのまま引退に追い込まれている。
 1年10か月前、悲願の横綱昇進で盛り上がった稀勢の里だが、大けがで8場所連続休場。先場所は10勝を上げ、危機を乗り切ったかに見えたが、若手も力を付けてきているのだろう。8場所も休んでいる間に、相撲勘も失せてしまっているのだろうなぁ。横綱ってのはつくづく辛い商売と思う。このままでは終われないと思ってはいるのだろうが、横綱の権威を考えると身の引き時と思うな。

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