土曜日は竹橋の新聞社の副社長、栃木の新聞社の社長を歴任した鬼瓦が主宰するゴルフコンペだった。三連休の中日という設定に「家庭の事情」などで欠席者が相次ぎ、メンバーは3組10人といつもより寂しい。おまけに集合時間に現れた鬼瓦は防寒服に身を包みマスクを掛け「三日前に風邪をうつされた」と欠場の挨拶。この十年で初の欠席だ。なんだなぁ、せっかくお小遣いをもらえると思っていたのに……。 先週72歳になった鬼瓦には「あなたがかかった『加齢黄斑変性』をバカにしていたが、その疑いありで病院に出頭を命ぜられた」と手紙を出していた。何かコメントがあるかなと思っていたら、「○○(俺のこと)は眼が見えないから、次からは俺には勝てない」と実に楽しそうにみんなに披露。それで「そんなに重症じゃない。まだ、なりかけ」といくら説明しても、もう何度も治療で眼に注射している鬼瓦は理解してくれなかった。耳もだいぶ悪くなっているみたいだ。 俺の組は飛ばし屋のTくんとSくんとの3人。毎ホール、ドライバーで50ヤードはおいていかれるラウンドは辛いが、優勝最多を誇るSくんはチョロを連発するなど絶不調。一方、Tくんは絶好調。このところ「百獣の王」前後をウロウロしている俺だが、午前55(OB2つ)午後51の106と2カ月ぶりに110を切った。後半は2つのショートで全体のニアピンをゲット。賞品はゴルフボールなどでこれはうれぴかった。 92のベスグロで回ったTくんは優勝間違いなしと待ち構えていたが(俺もTくんと同枠のため”馬券”は取ったと思った)、バーディーを決めたホールなどがことごとく新ぺリアの隠しホールにはまり、9人中5位。逆に103のOくんが32ものハンデが付いて優勝。馬券も的中者1人の総取りとなり、優勝賞金と合わせ2億円を手にした。これはうらやましい限り。 いつもは80代で回るSくんが俺よりひどい109を叩いたり、幹事長のAくんが116の大叩きをしているのだから、みんな加齢性ゴルフ下手症候群が進んでいるなぁ。 |
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