競馬の秋のG1戦線だが、いまひとつ盛り上がらないのは優勝が外国人ジョッキーに集中しているからではないか。生物学の世界は馬7、屋根3と言われるが、力量のある馬に腕力のある外国人騎手への騎乗依頼が集中、ルメールやミルコ・デムーロといったジョッキーばかりが目立つようになる。 実際、秋華賞、菊花賞、天皇賞、秋華賞、エリザベス女王杯、マイルチャンピオンの秋のG1は全てルメール、モレイラ(ブラジル)、ビュイック(英)ら外国人騎手が勝っている。 この前の日曜日行われた一着賞金3億円のジャパンカップでも、断然の一番人気の1番アーモンドアイにはルメール、2番人気の11番スワーヴリチャードにはミルコ・デムーロ、3番人気の3番サトノダイヤモンドにはモレイラ、5番人気の9番シュヴァルグランにはクリスチャン・デムーロ(イタリア)が騎乗。4番人気の8番キセキに、ようやく日本人ジョッキーの川田が乗った。 こうなると外国人ジョッキーの馬を買えば取れるということになり、はなはだ面白みに欠けることになる。かつて2800円を投じて150万円を稼いだ生物学仲間は、地方競馬出身騎手3人で買ったと強調したことがあった。今の競馬は外国人騎手で買えば勝ったも同然ということになっている。これではなぁ。 俺のジャパンカップだが、オークス、秋華賞の勝ちっぷりが素晴らしく、一番人気のアーモンドアイでしょうがないと思った。これを三連単の1着固定とし、2着候補に3、8、11番、3着候補にこの3頭に9番と決めた。直前、3着候補に外国馬の12番カプリという馬も加えることにしたが、この組み合わせはなんとマークシートに三連単のつもりが三連複と記入してしまった。 で、5.9倍の馬連を少々、26.9倍の三連単を200円、9.9倍の三連複を100円というプラスにはなったが、こんな外国人騎手大暴れのレースばかりだと、ファンは離れるぞ。通算4000勝の武豊もいい馬に乗せてもらったからこその金字塔だが、中央競馬会所属とはいえ、ルメールもMデムーロもカタカナ表記だから目立つんだよね。 |
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