日曜日は国立の音楽茶屋「奏」で、平田王子(vo,gt)宮野裕司(as,cl,fl)大口純一郎(p)のライブに出かけた。このトリオの演奏はもう十年以上前から聴いており、「奏」のライブでは一番好きな出し物だ。いつもは午後7時開演だが、この日はなぜか5時開演ということで、珍しく生物学は休講にして4時50分ごろ、国立駅に降りた。 今は一年で一番日の暮れが早い時期で、4時半過ぎには日が落ちる。で、あたりは暮れかかっていた。と、駅から真南に走る大学通り両側の銀杏並木の高さ10bほどのクリスマス・イルミネーションがもう点灯していた。 柄になく俺はこの手のイルミネーションが好きで、ホームページに映像をアップする仕事をしていた16、7年前は横浜港の冬のイルミネーションをアップしたりしたのだった。 今でこそ誰もがスマホで動画を撮れ、NHKも「スクープ・ボックス」に視聴者の投稿を大々的に受け付けているが、俺が新聞社にあるまじき放送事業部長の任にあったころは、まだ動画のコンテンツは珍しかったのだ。当時10万円のソニーの「サイバーショット」で20秒間の動画が撮れることを発見し、今から思うと子どもだましのような「きょうの動画ニュース」とか「スターの記者会見」とか「新車発表会見」などのコンテンツを編み出した。 テレビの場合は音声・照明をきちんとしたものにするためにクルーで会見に出かけるが、サイバーショットなら1人で20秒間の動画が撮れる。西武球場でやっていたバラのガーデニングショーの映像とか、熱帯魚の癒し系映像などを取り上げていったのだった。 国立のクリスマス・イルミネーションが二十数年前に始まった時は、大学通りの駅寄りの両側3本ずつの銀杏の木に電球が光るだけだったが、次第に数が増え、両側の5本ずつとなり、今や駅のロータリーに一番近い銀杏のイルミネーションは赤、グリーン、青、白と数秒で色が変化する電球を使っている。ライブが5時からと早かったため、この美しいイルミネーションを見ることができた。 色が変化するイルミネーションはオレンジ色だけの照明に比べとてもきれいで、10基全部でやればいいのに、と思ったが、それだと経費がずいぶんかかるんだろうなぁ。 × × × × 今週の拙宅の花は、「ブランオマージュ」という白の大輪のバラと「フェリシタル」という濃いピンクのバラ、それに「ブラッシング」という白と赤交じりのスプレーバラです。 |
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