先週金曜日は通勤特快で国分寺まで来て、駅ビル地下で「さぼてん」のヒレカツ弁当を買って、跳ぶように家に帰った。土曜日が芝刈りで朝の再放送が観られない「チコちゃんに叱られる」の本チャン(夜7時57分スタート)を観るためである。 「ボーっと生きてんじゃねえよ」が今年の新語大賞のベストテンに入ったチコちゃんは、ほんとに面白い。今は朝ドラもピンとこない(時計代わりにつけてはいるが)し、「西郷どん」も続けては観ていない。となるとテレビの楽しみは「チコちゃん」とこのひと月、途中から観だした「オクニョ」くらいしかないではないか。 この前の「チコちゃん」の4つの設問、「花と鼻」「師走の第九」「血液型」「三本締め」のうち、一番なるほどと思ったのは「血液型の違い」である。几帳面のAだの唯我独尊のBだの大まかなOだの芸術家肌のABだのは知っていても、なんで血液型が違うのかは考えたこともなかった。 正解は赤血球の表面に存在する糖鎖の違いとかで、A型は糖鎖の先にN‐アセチルガラクトサミンが、B型はガラクトースが、AB型はその両方が、O型は何もついていないのだとか。A、BときたんだからC型とでもすればいいのに、この発見でノーベル賞を取ったドイツ人のラントシュタイナー博士が、ドイツ語の何もないという「ohne(オーネ)」の頭文字を取ってO型としたのだとか。 俺、絶妙なナレーションを繰り広げる森田美由紀アナと同じ「おおざっぱ」なO型だから、これだけでもははーっとなりました。血液型によってかかりやすい病気があるとかで、ヨーロッパのペストで一番亡くなったのがO型、インドの天然痘にやられたのがAとAB。コレラにかかりやすいのがOというのも、ほーと思った。 人類が滅亡しないように、何種類かの血液型が生まれたとかで、心筋梗塞のリスクが少ないO、ノロウイルスに感染しにくいB、認知症になりにくいOとか、様々な研究が進んでいるらしい。ためになるね、チコちゃんは。 |
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