隠居志願のつぶやき2017

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...... 2019年01月11日 の日記 ......
■ 進藤くんのこと   [ NO. 2019011101-1 ]
 昨日までは麻雀の初打ちのツキのなさを書こうと思っていたが、きょうの俺の最大のニュースは、4月1日に日本製鉄に名前が変わる新日本製鉄の進藤孝生社長(69)が、同日付で会長に退き、後任に橋本英二副社長(63)が昇格するというものだ。
 我々が大学を卒業した1973年はまだ「鉄は国家なり」の言葉が生きていた時代だから、新日鉄は人気企業の一つで、同期生から10人以上が就職した。ゼミの遊びグループで一緒だったOくんも「俺は副社長になる」と宣言して新日鉄に行った。そのうちのエースが進藤くんで、彼が5年前に社長になった時は、いよいよ我々の時代かと思ったものだ。
 今でこそ経団連の会長の出身企業は東レから日立製作所だが、かつては新日鉄の社長を務めた稲山嘉寛、斉藤英四郎が立て続けに務めたこともあるのだ。学生時代にラグビー部だった進藤くんと面識はなかったが、秋田高校時代は生徒会長を務め、法務大臣時のモタツキ答弁でミソをつけた金田勝年衆議院議員と高校大学と同期。俺は金田とは大蔵省を担当していた30代から付き合いがあり、秋田の支局長をしていたこともあって、金田の講演会などで進藤くんと一緒になり、以来同窓会などで会えば目礼は交わす間だ。
 昨年秋の大学卒業45周年の会では、進藤くんに乾杯の挨拶に立ってもらった。で、その時「社長業は疲れないかい?」と聞いたら「そりゃ、くたびれるよ」ともらしていた。そんな進藤くんが代表権は持つものの、4月には会長に退く。つぎは大学同窓会の理事長のお鉢が回ることになるだろうが、これで大企業の社長を務める同期生はほぼいなくなる。我々の時代は終わったと思える進藤くんの社長交代のニュースだったのである。

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