隠居志願のつぶやき2017

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...... 2019年02月01日 の日記 ......
■ 教え子と餃子で一杯   [ NO. 2019020101-1 ]
 昨夜は小雪の舞う中、京王線明大前の某大でやっていた文章教室の教え子Uくんら3人と餃子で一杯やった。某出版社に倍率300倍を突破して入社して5年目のUくんが、賀状に「お目にかかりたい」と書いてきたので、「どうせなら31日」と返事したら、同期で東京商工会議所に入ったSくん、出版社でウエブを担当しているK嬢も誘ってくれた。
 Uくんは週刊誌の編集部にいた3年前にも宇都宮を訪ねてくれたことがある。その時、このブログの存在を教えたので、ずっと見てくれているみたいで「先生、きょうが誕生日ですよね。これ3人から」と図書カード付きサボテンの小鉢をバースデープレゼントに用意してくれていた。教え子からの頂き物ほどうれしいものはない。
 Uくんは「どうせなら31日」と俺が会合設定のメールをしたのに敏感に反応し、誕生日ではと推理したらしい。恐るべし、元週刊誌記者の観察力!K嬢も社会人になる前に同期生と一緒に餃子の都に遊びに来てくれ、マグカップをいただいた記憶がある。
 3人と付き合ったのは大学1、2年生の時の年に12回の文章講座と夏合宿、それと「少子高齢化社会」をテーマにした3000字の意見発表会だけだが、Sくんはひと夏、この発表内容の進捗取りまとめ作業に駆けずり回ってくれた。K嬢はその発表会で見事なパフォーマンスを見せ、最優秀賞に輝いたのだった。
 餃子に舌鼓を打っていると、Sくんが真顔になり「先生、お話があります」。彼は商工会議所で経営指導員をしているのだが、自営の社長さんたちと付き合ううちに、家業のベアリング工場を継ぐ決心をし、3月末でサラリーマンを辞めることにしたのだとか。1月にパパになったばかりのSくん。これにはUくん、K嬢も「驚いたぁ!」まさに佃製作所のような町工場の親方への転身である。宮仕えとははるかに違う厳しい生活が待っている。
 「”にょうぼこ”を養うんだよ。頑張れよ!」と思わず握手した。学生時代には見たこともなかったりりしい顔があった。週刊誌の記者時代とは別人のような穏やかな顔つきのUくんが「社長かぁ」と言うのが、とても好もしく思えた宵だった。
     ×     ×     ×     ×
 そうそう、いただいた図書カードで早速、北方謙三の「チンギス記」を入手しました。

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