おとといの休みの日は午前は眼医者、午後は歯医者に行くという医者のかけもちをした。70年近く生きてきて通院のダブルは初めて。これで泌尿器科に行ったら、老化の三冠王になるところだが、残念ながらそれはなし。とはいえ明日の休みには国立の主治医のところに行って、血液検査をしてくるつもり。今週は医者通いウイークで、イヤになるなぁ。 眼医者は府中の多摩総合医療センターの美人センセのところ。昨秋、校閲の仕事のやり過ぎで左目が赤目なり、近所の眼科医のところに行ったら、いい機会だから全部診ましょうといろいろ検査され、左目はたいしたことはないが、右目に加齢黄斑変性の兆しありと、医療センターの予約を入れられてしまった。 11月、1月、3月と2カ月おきに通院。そりゃ齢を重ねればガタも来るわなぁ。前回と同じく視力検査をされ、右目の写真を撮られ、美人センセに「ほら、黄斑の下の細胞がすこし歪んでいるでしょ。6月にまた来てね」。そう進行してはいないのだろう。次は3カ月後の出頭を命ぜられた。 多摩総合医療センターは多摩地区の医療の中心で、小児病棟もありレストラン、ド・トールも完備。ひっきりなしに患者がやってくる。右目に差された目薬のおかげで5時間ほどまぶしくてしょうがない。ド・トールで”つぶやき”の下書きを書いた。 午後の歯医者は入れ歯の手当をしているうちに、虫歯が見つかったとかで、左下の歯の銀冠をはずしガリガリ削られた。自分の口の中というのにどうなっているのかよく分からない。次回はここに銀の冠をかぶせ、それから上9本の入れ歯(今のは応急措置)の型を取るのだとか。 50代までは医者なんか行ったことがなかったから、健康保険は他人のためにのみなっていたが、最近ではまた取り戻してやったと思うことが多い。とはいえ、先日、4、5月分の健保を支払ってきたが、月額ざっと3万両。今は医療費の3割が本人負担で7割が健保持ち。ちょっと計算するとまだ、俺の健康保険はひとさまのため役だっているのだ。 |
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