隠居志願のつぶやき2017

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...... 2019年04月03日 の日記 ......
■ 3月に読んだ本   [ NO. 2019040301-1 ]
 令和、令和とこれだけ言われると、国書から採ったという「英弘」「広至」よりいいかなと思えてくるから不思議。どこかのワイドショーでやっていた令和の年+018(レイワ)=西暦年というのが、一番さえていた、ということで3月に読んだ本。
 中橋孝博著「日本人の起源」。頭蓋骨の専門家が日本人はどこから来たのかを分かりやすく解説。最新の研究も踏まえている。津野海太郎著「最後の読書」。最近、こういうタイトルに惹かれるのです。芹川洋一著「平成政権史」。芹川氏は日経の政治部長、論説委員長を務めた人。非常に分かりやすい文章を書く。竹下登から安倍晋三まで17人(!!)の首相がどう誕生したのかをツボを外さず記録している。
 横山秀夫著「ノースライト」。贔屓の横山氏の6年ぶりの長編。タイトルのノースライトとは家を造る場合、北側の光を取り入れる造り方。さて、ここからどんな世界が広がるでしょうか。出来は「中」とみた。高田郁著「出世花」。次女に薦められ高田さんの著作を初めて読んだ。こりゃ、本物です。御厨貴・芹川洋一編著「平成の政治」。この二人が大田弘子ら3人をゲストに平成の政治がどんなものだったかを解説する。
 原武史・三浦しをん著「皇室、小説、ふらふら鉄道のこと」。皇室に詳しい鉄ちゃんの原にしをんさんが鋭く切り込む。面白い対談集だった。高田郁著「蓮花の契り」。「出世花」の続編。すがすがしい読後感である。高田郁著「晴れときどき涙雨」。高田さんの初エッセー。司法試験に落ち続け、漫画の原作の仕事をしていた高田さんがチャンバラの出てこない時代小説の世界に身を置く決心をしたのは、角膜に穴が開いたのがきっかけだった。
 で、高田さんの出世作「みをつくし料理帖シリーズ」に挑戦。「八朔の雪」「花散らしの雨」「想い雪」「小夜しぐれ」「心星ひとつ」「今朝の春」「夏天の虹」「残月」「美雪晴れ」「天の梯」の10巻を1日1冊のペースで読みふけった。それだけ面白かったのです。高田さんはこの10巻を5年がかりで書いたが、当初から「天の梯」の終え方は考えていたという。NHKで黒木華主演でドラマ化されたが、華ちゃんが良かったねぇ。そして「天の梯」から4年、昨年出た「花だより みをつくし料理帖特別巻」も読んだ。こんなに本に熱中したのは何年振りか。
 読売新聞経済部「インサイド財務省」。罪滅ぼしにこんな本も読んでみました。財務省(元大蔵省)は経済部記者としての俺のベースみたいなものなので。読みも読んだり3月は21冊。もうこんな記録は無理だな。

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