隠居志願のつぶやき2017

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...... 2019年04月04日 の日記 ......
■ 知人の病い   [ NO. 2019040401-1 ]
 昨夜は手元にあるアルバムを引っ張り出し、90年から10年分、2000年ころまでの写真に目を通した。なぜ、そんないつもはしないことをしたかというと、その頃深く関わった方々が次々に病いに倒れたという知らせが舞い込んでいるからだ。
 一人は俺が91年に×を付けた直後に娘たちの写真を撮ってくれたN嬢。今は介護の仕事をしているものだとばかり思っていたが、タイから戻ったナンコーによると、がんにかかったが治療はせず、温泉三昧なのだとか。ナンコーはフェイスブックで知ったと言う。
 N嬢はうちの娘たちとも親しかったから、写真を撮るとなると緊張しがちの娘たちが、とても自然で良い表情で写っている。N嬢と俺のツーショットもあった。四半世紀前は俺も髪はフサフサだったなぁ。彼女が一方的に自己破産を宣言し、ちょっと金銭上の問題もあって、間遠になってしまったが、かつての仲間の闘病生活は辛い。
 もう一人は福島時代に通っていたスナックの美人ママ、Hさん。バレンタインデーが誕生日でお祝いのお便りを出したら、誕生日のその日にめまいがひどくなり、入院したというメールが届いたのが2月下旬。その後、音沙汰がないのできのうの昼「お加減はいかが?」とメールしたところ、夜になって俺が結婚式にも出て挨拶した御嬢さんから「代理でメールしてます。母は脳梗塞で自分ではメールもできなくなっています」と返事が来た。
 これには大ショックだった。ずっと働きづめだったHさんが、人生の最終盤でそんなことが待っているとは。「仕事には戻れないと思う。独り暮らしなので施設を探しています」という娘のメールに、うなってしまった。アルバムには実年齢より15歳は若くみえるHさんの笑顔の写真があった。う〜ん。
 生あるモノは死に向かって進んでいるのだなぁ。このところ。まだ20代の教え子ががんになるなど、病気話が多い。仮の入れ歯が合わないくらいでは、文句は言えないね。

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