隠居志願のつぶやき2017

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...... 2019年05月20日 の日記 ......
■ 東北絆まつり   [ NO. 2019052001-1 ]
 土曜日、中央線に乗ったら、6月1、2の両日福島市内で開かれる「東北絆まつり2019福島」の中吊り広告を発見、ちとうれしくなった。というのも俺の校閲バイト先(大手PR会社)でこの催しの広報対応をしており、木曜日に記者発表資料の校閲をしたばかりだったからだ。
 この絆まつりは8年前の東日本大震災からの復興と鎮魂をテーマに、6年間行われた「東北六魂祭」の精神を引き継ぎ行われているもので、昨年は盛岡市、一昨年は仙台市で行われた。東北6県には8月初旬に観光客を集める大きなお祭りがあり、そのエッセンスを集める形で、真夏を前に一か所で予行演習するかっこう。
 中で一番有名なのが青森ねぶた祭り。8月2〜7日に行われ大型ねぶたが囃子、ハネトと出陣する。期間中280万人の観光客を集める。青森ねぶたに次ぐのが仙台七夕まつり。8月6〜8日に七夕飾りが市内を飾り、203万人が集まる。
 ちょっと見物客は少ないが盛岡さんさ祭りは1〜4日に行われる。鬼退治伝説に基づき、太鼓の踊りがある。これは133万人。俺がいたこともある秋田の竿灯まつりは3〜6日。高さ12b、重さ60`の竿灯を操る。遠くからは稲穂が揺れているように見えるといわれるが、近くで見るとそう面白いものではない。見物客は130万人。
 山形の花笠まつりは5〜7日で97万人の人出。一番見物客が少ないのが福島のわらじまつりで、2〜3日。12bの大わらじが練り歩くのだが、人出は29万人。わらじまつりの見物客が少ないのは、毎年2月に行われるあかつき参り(大わらじを市内の信夫山に夜中に担ぎ上げる)を夏向けにアレンジした、さほど伝統がないお祭りだからだと思う。俺が福島にいた45年前は、わらじの担ぎ手がいないので大型トラックの荷台に大わらじを乗せて、ノロノロ走っていたもんなぁ。
 このあたりの話を、月末に福島に出張して3泊するという担当の入社2年目の美人社員にして「豆知識として知っていた方がいいよ」と伝えた。そして、「時間があったら、ゆずみそ焼きおにぎりを食べに行くといい」となじみの店を宣伝しておきました。美女は「へぇ、おいしそうですね」とのことであった。それにしても、よもや仲間町とか新浜公園なんて知ってる固有名詞を校閲するとは思わなかったなぁ。

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