おととい帰宅すると、郵便受けにとなりの高層棟(8階)の一室でリフォームを行いたいという申請があったので、営繕担当として対応を、という書類一式が封筒に入っていた。俺、マンション管理組合の副理事長になるのと同時に、営繕も担当することになったのだ。おそらく管理事務所のおばちゃん(平日、日中常駐)が置いて行ったのだろう。 それで昨日はバイト先から事務所に電話し「きょうは身動きが取れないので、金曜日に対応します」。電話に出たのはおばさんではなく、代打のおじさん。おばさんは午前中病院に通院とのことであった。 35年前に建てられたウチのマンションは、このところ転売する人や、代替わりでリフォームする住民が多く、この手の申請が月に2、3世帯はあるのだとか。リフォームする場合は、同じ階の左右と、真上と真下の階の住民の了承の判をもらわなければならない。前営繕担当者からの引き継ぎにはこのリフォームはなかった。工事は来週月曜から2カ月となっている。こりゃ、あわただしい。 一連の書類は整っているように思えた。で、さっき事務所に書類をもっていくと、おばちゃんが「この右隣の方は昨年住んでいたお母さんが亡くなり、せがれさんは別のところに住んでいるはず。よく判が取れましたね」。書面を見たら承諾書の日付がこの人だけ1週間遅く、先日の住民総会の日の日付だった。 「最近は業者が購入して転売のためのリフォームも多く、騒音などの苦情も出ているのです」。ぶだん顔を会わせている住民同士なら、そんなこともないのだろうが、売るために手に入れた不動産業者だとそんな摩擦もあるのだろう。 営繕担当がOKすれば、理事長の承認印を押して、当該の建物の入り口2、3箇所にリフォーム工事の承認済みを知らせる書面が掲示されることになる。この手続きは慣れたおばさんがやってくれるとのことでほっとした。 まだ30代で勤め人をしているもう一人の営繕担当Mくんにも「手続きをしておきました」とメールした。フルで働いていたら管理組合の役員はとても無理だな。管理事務所のおばさんとは、うるさ方の住民の立ち居振る舞いについても意見交換した。まともに対応していたら、こりゃ、容易じゃないぞ。 |
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