土曜日は俺が幹事長をしている竹橋の会社関係者による5組のゴルフコンペ。場所は宇都宮の名門ゴルフ場である。東京駅に午前7時に集合し、サロン付きバスで2時間。往復のバス代込みで1万8000両でプレーできる。帰りはバス後部のサロンで、コンビニで買い込んだアルコールに乾きものでドンチャンやる年1回恒例の遠征ゴルフである。 前日の梅雨入りで、ずうっと天気予報とにらめっこしていたが、幸い昼飯時のパラパラっときただけで、宇都宮名物、雷にも遭わなかった。悪いのが19人も集まれば、風神・雷神様も逃げ出すのだろう。 東京駅に向かう中央線の中で、同じ組で回る1コ下のトンちゃんからメールが入った。「日本橋着7時の電車に乗ってしまった。間に合わないので新幹線で追いかけます」。宇都宮バスツアーは6回目だが、新幹線の追っかけが出るのは初のケースである。千葉の館山から5時の始発高速バスに乗ってきた1コ下のNくんも、十分に間に合い、ぞろぞろと移動し八重洲北口近くに停車中のバスに乗り込んでいると、日本橋方面からゼイゼイ言って走ってくるトンちゃんがいた。滑り込みセーフ。 新幹線代が浮いたとご機嫌な彼(持ちハンデ3)は、プレーは90で回り第3位となり賞金の3000両をゲット。オリンピックでは15ポイントの一気通貫を完成させ全体のニアピンも1つゲット。ホクホクだった。俺はというと、「203高地」との異名のある打ち上げロングで、4打目がグリーン奥の斜面に。そこからチョンと打ったボールが10b先のカップに吸い込まれ、ダイヤモンドパー。午後の1ホール目に銅パットが入り、ダイヤ入り10ポイントの一通完成。スコアはトータル103だが、いっときの「百獣の王」からは脱却し、まあまあだった。 ちょっと困ったのは最終組の持ちハンデ30と一番下手な同期のMくん。目が悪くなっており、自分が打ったボールがどこへ飛んだか分からない。一緒の組の広告のエースてっちゃんらが走って行って一生懸命探すのだが、本人のプレーにきびきび感がない。前の組と1ホール以上空いてしまい、19番ホールの表彰式というのになかなか風呂から上がってこない。表彰式は見切り発車したが、一緒の組の俺の前の幹事長、赤ちゃんなどはプッツンしてしまった。 持ちハンデ制で、ネットだと優勝した1コ下のTくんの85からブービーのNくんの96まで、18人が1打差刻みで並んだが、Mくんは114とぶっちぎりのブービーメーカー。帰りのバスの中でも元気がなかったなぁ。で、さっき、参加者に写真を送る封書に添えた講評には、「Mくんの精進が期待される」と特記したのでした。古稀を超えたおじさんに、「打ち損じたら、クラブを2、3本持って走れ!」とは言えんもんなぁ。 |
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