隠居志願のつぶやき2017

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...... 2019年06月17日 の日記 ......
■ 総務部会(?)   [ NO. 2019061701-1 ]
 雨の土曜日は午前9時から、マンション管理組合の総務部会が約2時間、管理事務所で行われた。理事の出席はマストという。「部会」と言ったって、住民有志と理事らの懇談の場である。こんなところに出てくる酔狂な住民はそういるわけではない。約300世帯の中から出席したのは、植物環境保護に異常なまでの熱意を示すH氏、かつての理事長でH氏と犬猿の仲のNさん(女性)、だいぶ耄碌して話がやたらに長い理事長経験者のT氏、地区の防災団体に加入しているO氏の4人。
 一方、役員側は5月に選ばれたばかりの半数の理事と2年目で多少気持ちに余裕のある理事の計11人(1人欠席)。入社の面接を受けるような神妙な面持ちで集まった。役員は自分の担当する担務の現状を一通り説明したが、この日の総務部会では大きなテーマがあった。
 低層棟の敷地の一角にある滑り台が老朽化し、安全基準を満たしていないため、使用中止にして近く撤去しようという懸案があった。これは俺の担当の営繕の仕事なのだが、バイトに出ていた先週火曜日、理事長が35年前に設営した業者を呼び、安全基準などの説明を受け、直ちに使用中止にしないと、仮に事故が起きた場合、管理責任に問われるという結論に達していた。
 04年に国土交通省が作った安全基準は、@前後左右に1.8bの空間があることA階段にはてすりが必要B階段の隙間は首が挟まれないように、間隔は10a以下もしくは23a以上――などで、ウチの滑り台はいずれも基準を満たしていないのだ。俺がこのあたりを諄々と説明し、理事長が使用禁止にするしかないと話すと、最初は子どものいる住民のアンケートを取るべきとか、ここを造った住宅会社に問い合わせをするべきなどと主張していたH氏もおとなしくなった。
 で、会議後、雨の中、理事長や相方の営繕担当の若手理事(といっても40代)らと、パウチした使用禁止の張り紙を、滑り台の4カ所に縛り付けた。
 この総務部会については、これまで月1の会報に未掲載だったが、載せるべしということが会議で出たため、理事長から「ちょっと原稿を書いてもらえませんか?」やれやれ、書くのが仕事だったことが知れ渡っているため、何でも降ってくるわい。だいたい総務部会なんて名前がよくないよな。出席者の固定化を防ぐために「住民と役員との懇談会」とでも戒名を変えるべきだね。

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