隠居志願のつぶやき2017

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...... 2019年08月02日 の日記 ......
■ 7月に読んだ本   [ NO. 2019080201-1 ]
 長雨にたたられた7月。梅雨が明ければ猛暑でまいった。ということで先月読んだ本。
 三浦しをん著「舟を編む」。12年の本屋大賞受賞作。出版された時も読んだが、読書感想文の課題図書にするので読み返した。再読は珍しい。馬締くんが香具矢さんに送った恋文の付録が付いている。しをんさんはすごいね。吉見俊哉著「平成時代」。岩波新書。社会学者、吉見氏の著作を手にするのは初めてだが、ほうという視点があった。黒井千次著「老いのゆくえ」。黒井さんは80代を迎えたので中身がちとつらくなる。「老い」の中公新書3部作では2番目の「老いの味わい」が一番いい。
 加藤忠之著「双極性障害第2版」。ゆえあって手にした。松井清人著「異端者たちが時代をつくる」。高校同級の前文芸春秋社長の回顧談。7月11日につぶやいた。半藤一利著「文芸春秋にみる平成史」。半藤さんのまとめがよくできている。本の雑誌編集部「下戸の夜」。酒飲みの本、酒の本は数々あれど、下戸について取り上げた本はこれが初めてではないか。俺も下戸の部類に入るから、この本はうれしかった。
 内館牧子著「きれいの手口」。タイトルにだまされ買ってしまった。美人の産地、秋田生まれの内館が、秋田美人と対比して京美人を語る。曰く「秋田美人は素の美人 京都美人は磨かれた美人」。しかし、秋田暮らし2年半の経験から秋田には美人ばかりいるわけではないのだ。井上ひさし著「井上ひさしベスト・エッセイ」。ちくま文庫のこのシリーズはいい。「むずかしいことをやさしく やさしいことをふかく」と言ったひさしさんが亡くなってもう9年もたつのか。
 日本テレビ政治部編「ドキュメント『令和』制定」。令和には全く興味がないのに、その制定過程には非常に興味がある。で、こういう本はすぐ購入してしまう。先日お酒を飲んだ元政府高官の御嬢さんがこの日テレ取材班に入っているのを発見し、驚いた。保坂正康著「続 昭和の怪物七つの謎」。昭和史をずっと追いかけてきた保坂氏の講談社現代新書。後藤田正晴の項が面白かった。保坂氏が俺が今バイトしている会社に一時勤務していたことにビックリ。北上次郎著「書評稼業四十年」。先日つぶやいたばかりだ。

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