台風19号が接近。土曜日は同期2組のゴルフコンペが予定されていたが、京都から来る仲間もいたことから早々と中止を決めた。ということで9月に読んだ本。 逢坂剛著「百舌落とし」。逢坂の百舌シリーズは第1作の「百舌の叫ぶ夜」が出たのが1986年。それから33年。これが最終作となる。やはり、最初の衝撃はないなぁ。橘玲著「上級国民/下級国民」。中身は割とまともな新書だった。藤沢周平著「逆軍の旗」。明智光秀の謀反を扱った表題作は読ませる。 山岡淳一郎著「生きのびるマンション」。マンション管理組合の役員となったのでこんな新書にも手が出るようになった。マンションの一番の問題は建物の高齢化と住民の高齢化。ウチの組合でもそれに直面しているのだ。中村吉右衛門著「夢見鳥」。日経に連載された「私の履歴書」を基に書籍化した。俺は歌舞伎は見ないが、吉右衛門が扮した鬼平が大好きで、手にした。生まれた時から歌舞伎俳優になることを運命づけられた人間は、すごくつらいことなのだとよく分かった。 目黒考二・椎名誠著「本人に聞く」。椎名の盟友、目黒が椎名の著作を本人と語り合う。案外覚えていないことがわかった。大島真寿美著「渦」。直木賞受賞作。文楽に造詣がないので……。あれば、もっと面白く読めたのだろうと思う。三木義一著「税のタブー」。一応、俺は税金を担当していたので手にした。知らないことがいっぱいだった。 是枝裕和著「希林さんといっしょに。」9月にもつぶやいたが、これはなかなかすごい本。樹木希林とほぼ同時代を生きてきたので、あの作品、この人物がピンとくる。希林さんはすごいねぇ。樹木希林著「一切なりゆき」。この新書はそれほどよいとは思えなかった。原田マハ著「ロマンシェ」。マハさんがピカソなどが出入りしていたリトグラフ工房をテーマにした。それほどの作品ではない。 |
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