俺が管理組合の役員をしているマンションは台風19号の被害は全くなかったが、俺自身は台風の余波を受けたと言っていいだろう。台風が上陸した12日の土曜日は竹橋の会社入社同期生による2組のゴルフコンペを八王子で予定していた。2年前このコンペで斜面を滑り落ち顔面を強打して意識を一時失ったKくんが、「落とし前をまだつけていなかった」と京都から2年ぶりに参加するというので、楽しみにしていたのだが、モーレツな台風が来るというので4日前に中止を決断した。 で、八王子のゴルフ場には前日の11日に「ゴルフバッグが宅配便で届くはずだが、自宅に着払いで送り返して」と電話した。さすがに台風当日や日曜日の配達は無理と思ったが、14日の体育の日になっても届かないので、八王子のゴルフ場に電話すると「11日に届いたゴルフバッグは12日のクローズがすでに決まっていたので発送先に送り返しました。送り状番号はお分かりになりますか?」というので、手元の控え番号を言うと「クロネコヤマトの富山のセンターに問い合わせてください」。 そうなのだ。12日のゴルフのためのバッグは大学バドミントン部同期と遠征した富山の名門ゴルフ場から3日夕に八王子に発送したのだった。富山からいったん八王子に飛んできたゴルフバッグが、再び富山に飛んで行ったとみられる。で、クロネコの富山のセンターに連絡すると、確かに戻っていた。富山からの送り状には氏名と携帯番号しか記入しなかったから、俺の住所はわかるはずもなく、富山に戻したのは正しい対応なのだ。 それで「国分寺に着払いで送ってほしい」。この電話の3時間後にはクロネコの富山の担当者から「18日の14時〜16時着でよろしいか」と確認の電話があった。次に自宅にいるのは18日で、この日の午前中は住宅会社と管理組合との定例協議があるため、ふつうは指定しない時刻となった。 14日はバッグが届くかもしれないと思ったので、午前中は外出ができなかった。シンプルシングルライフだと、届くべき荷物が空中を浮遊している状態があり、これが一番イヤなことの一つなのである。 |
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