大学ゼミの遊び仲間と出かけた箱根での芝刈りは実に楽しかった。前夜はゴルフ場併設のロッジで泊り、前夜祭は近くの割烹でマイクロバスの送り迎え付きの大宴会。山の中なのに刺身もつまみも〆の蕎麦もみんなうまかった。ロッジに戻ってウイスキーの水割りでまた酒盛り。折しも日本シリーズで巨人がソフトバンクに4タテを食らう瞬間も目撃でき、最高だった。 メンバーはサッカー部出身で非鉄商社の社長も務めたO、ソニーの財務マンからいろいろな業界を渡り歩いたHT、丸紅を務め上げいまは市民農園で技術指導をしているST。Oが社長になった十年前から年2回芝刈り付きの小旅行をしている。 箱根は「ブラタモリ」でもやっていたが、不思議な地形で、Oがメンバーになっているこのゴルフ場は四方を山に囲まれ「壺中の天」と称している。距離もあり、グリーンも難しい。やや涼しい8時14分スタート。3ホール目まではなんとかしのいだが、4ホール目のミドルで1打目をOBとしたうえ、4打目をクリークにぶち込み10も叩いてスコアは諦めた。 ところが、6ホール目の175ヤードのショート。こんなの乗るわけないよと4番ウッドを強振したら、ピンから20bにワンオン。ニアピン3点をゲットである。えい、ままよとパットしたらこれがピンに吸い込まれた。バーディー3点、金パット4点。一挙に10ポイント獲得であっる。 通常ならアウトを終わって昼飯だが、まだ10時半過ぎと早いので、スルーでインコースへ。その1番は165ヤードのショート。名人HTも地主のOもグリーンを外しているなか、7bにワンオン。「また、ニアピンバーディーを取っちゃおうかな」と下りのラインを読み切ったパットはまたカップの中へ。ニアピンバーディー銀の9ポイントである。この本田会ゴルフ(ゼミの先生の名を採っている)で初の快挙となった。これにはOもHTも口をきいてくれなかった。 結局55→51のトータル106。ハーフエージシュートを達成した富山遠征に比べるとかなり進歩した。握りは独り勝ちとなり、それを原資に帰りは小田原からかのロマンスカーに乗り、新宿経由で西国に戻った。ロマンスカーに乗ったのは、まだ娘たちが小さかったころ、都内見物で町田‐新宿間に乗って以来30数年ぶりのこと。ゆったりとした座席でありゃあいいもんだね。 × × × × 今週の拙宅の花は赤と白の大輪のバラと紫色のベロニカです。 |
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