土曜日は小金井会の年に2回の例会だった。中学高校の時の仲間で集まっている会で、名前は中学のあった小金井市にちなみ付けられた。商社マンだったAが53歳で亡くなり、存命の5人が順番に”月番”を務め、行楽のプランをたてる。仕事に余裕の出た40歳代から続けており、今回の”月番”は銀行マンから東証2部上場企業の社長も務めたTくん。集合場所はTくんの自宅近い蒲田駅前だ。集まったのはゼネコンのKK、電機のMK、鉄屋のHだ。 蒲田からTくんの大型ボックスカーでアクアラインを通り、当初は千葉は木更津方面に行く予定だったが、大雨の被害に遭ったところに行くのもということになり、まず「うみほたる」へ。運よく晴れ。雪を冠にした富士山が美しい。筑波山も見えたが、スカイツリーは遠目の効くMKしか見えなかった。ここでは北海道滝川市からキャンペーンにやってきたアンちゃんたちから、ジンギスカンの羊肉とホクホクのじゃがいもをもらって食べた。 小一時間眺望を楽しんだあと、蒲田に戻って有名な中華料理の店へ。餃子が名物とかで昼定食と餃子を頼む。大振りな餃子のため、俺は定食のご飯は半分残したが、Hは欠食児童のように定食を全部たいらげたうえ、追加した餃子(5個の皿)のTの分まで、全部で6個も食った。あいつは大丈夫か。 そこから池上線に乗って洗足池へ。1周1.2`のなかなかよろしい池である。ここは勝海舟の別邸があったところで、9月にできたばかりの勝海舟記念館で歴史のお勉強。そこから高級住宅地を2`ほど歩いて大岡山へ。汗ばむ陽気だった。大岡山では東工大のOBが運営しているこじゃれたカフェで、珈琲フロートを手に1時間ほど歓談したあと散会した。 池上線は俺のバイト先のPR会社が昨年沿線を盛り上げるイベントを手掛け、その名残か100円引きの券の付いたパンフレットをTくんが用意してくれていたので、珈琲フロートは100円引き。池上線に乗るのも洗足池を見たのも初めて。桜の季節はいいだろうな。東京にはまだ知らないところがたくさんあるのだ。 |
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