隠居志願のつぶやき2017

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...... 2019年11月01日 の日記 ......
■ ことわり書き   [ NO. 2019110101-1 ]
 大学に入った18歳の時にセブンスターを吸い始め、以来運動部の合宿中も風邪を引いた時も、本数の差はあれど一日たりとてタバコを吸わなかった日はない。幸い50年間に入院することもなかった。そうなっても隠れて吸っただろうとは思うが……。
 現役時代は原稿につまるたびにタバコに手が伸びたから、一日3箱はケムにした。と言っても火が付いたまま灰皿に置かれている場合が多かったから、きっちり根本まで吸って60本というわけではない。いまはこのブログ以外に「はじ」はかかないから、本数は2箱40本に減った。
 とはいえ、50年前は確か150円だった一箱が、今や510円。一日1020円の出費だ。ひと月にすると3万両をケムリにする。定価の半分が税金だから、年間だと18万円もの高額納税者ということになる。ことし確定申告した時、わずかなバイト収入とトホホの年金で、身入りも減って税額の少なさに少々驚いた。年間の所得税額がたばこ消費税額より少なかったのである。年金生活者がこんなにケムにしていてよいのでしょうか。
 セブンスターの愛好家にとって残念なのは、あの銀色の小さな星がちりばめられたデザインに金色の「7」の文字が浮かんでいた美しいパッケージが十月半ばから、下から6割がちょん切られ「喫煙は様々な疾病になる危険性を高め、健康寿命を短くするおそれがあります」という注意書きが大きく載るようになったことだ。先月の初めまではこのご立派なお言葉の載った面積は、30%ほどだったから、ライターを置けばほぼ隠れ、気にならなかったが、東京五輪を前に厚生労働省が攻勢を強めたのだろう。
 15年前、小学生新聞の編集長をしていた時は、ヨーロッパでタバコのパッケージに汚れた肺の断面図のデザインがあるカラー写真を載せたことがある。愛煙家でも子ども向けにはやる時はやるのだ。でも、日本ではそんなパッケージにならないことを祈りたいね。

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