土日は大事な生物学学習の日だというのに、マンション管理組合役員の仕事が入ってくる。土曜は11月の頭から賃貸で入居している家で風呂の排水が流れないというので、この部屋を管理している住宅業者との面談。日曜はきょう月曜からの冬季植栽の剪定に関し、造園業者に理事会に断りもなく「あれは切るな、これも切るな」というファックスを送りつけた札付きの住民にどう対処するかという臨時理事会。この２件に副理事長としてきちんと対応したことをターフの女神は見逃さなかったのである。
特に日曜日。この日はジャパンカップというＧ１レースの日。ことしの東京競馬場での最終開催の日でもあった。臨時理事会を終え、武蔵野線で駆けつけると９レースのシャングリラ賞に間に合った。最近は掛け金を少なくするため、メーンレース以外は軸馬を決め、そこから４点に馬連を計1000円買い、軸馬ともう１頭を１着候補にし、２―３―５フォーメーションの三連単を100円ずつ12通り買って遊ぶことにしている。
すると、なんと対抗評価が１着、２着候補にしたのが２着、軸馬が３着に入り、三連単で159.7倍もついた。この分だとメーンのジャパンカップも取れるかもしれない。39回目にして初めて外国馬が出場しないジャパンカップだが、15頭出走で外国人ジョッキーが７人も騎乗する。
俺は１着候補に好調の６番ユーキャンスマイルとずっと追いかけている５番スワ―ヴリチャードを選び、２着候補にＧ１で２着が続いている１番カレンブーケドールとし、３着候補に８番レイデオロ、４番ムイトオブリガード、９番ルックトゥワイスとした。しかし、３着にことしのダービー馬２番ワグネリアンが来たら困ると思って、２番がらみの馬連は買わなかったが、３着に２番も入れた三連単を買った。
ダービーと同じ2400㍍のジャパンカップ。４コーナーを回ったところでスワーヴが内ラチいっぱいを伸びてきて、先行するカレンを捉えた。「そのままー！」と大声が出ました。馬連（29倍）は取れると確信した。するとゴール手間で２番が猛然を突っ込んでくるのが見えた。やった！５→１→２の三連単198.5倍である。Ｇ１の万馬券はヒジョーにうれぴい。
こういうのはすぐ、モノに変えるタイプ。紀ノ国屋でいつかは買わねばと思っていた原田マハの「風神雷神㊤㊦」、黒川博行の「桃源」、岸本佐和子の「なんらかの事情」、大崎梢の「彼方のゴールド」など７冊を購入したのでした。全くサンキューサンキューなレースだったのである。
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