隠居志願のつぶやき2017

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...... 2019年12月13日 の日記 ......
■ 青学での授業   [ NO. 2019121301-1 ]
 メモつくりから京大式カード24枚への清書まで10時間近くかかった講義録を基にした青山学院大1年生への授業「記事になる話をどう引き出すか」をきのう午前、淵野辺のキャンパスでぶちかましてきた。「写真を撮らせて」「録音をさせて」と言うので、多大な酒手を期待する俺としては「好きにやってくんな」。
 子育てを終え40歳を過ぎてから東大大学院に進んだおばさん准教授の後ろにくっついて、入った大教室には学生が250人。そのうち女子が7割と見た。手の空いた准教授が5人、助手が2人は教室に潜り込んでいた。事前に33年も前に雑誌「ダ・カーポ」に載った見開きの「新聞記者カウンターバーホステス論」のインタビュー記事を配ってもらっておいたので、少しは箔がついたか。
 大教室なのでマイクを使う。それを持ちながら京大式カードに沿って抑揚をつけてしゃべっていったが、あとになって6枚目と7枚目を一緒にずらしてしまい「県紙に載る中央の政治・経済のニュースは共同など通信社が配信したものを使う」と「今や都内の新聞購読世帯割合は5割を割り、栃木でも7割程度」という下りを話し忘れた。もっとも、講義の流れに違和感を持った学生はそういなかったと思うが。
 もっと少人数なら、余談からさらに横道にそれたエピソードも話すところだが、そうもいかず24枚の講義録をしゃべり終わったら、まだ55分しかたっていなかった。学部長から「1時間ちょっとにしておいて」と指導されていたので、これではちとまずい。で、水商売にはコミュニケーション能力が欠かせない、大いに勉強になると前振りしておいて、銀座のママが考案したという「おじさんを転がす”サシスセソ”」というのを披露した。
 「サ」は「さすがですねぇ」である。では「シ」は?一生懸命講義を聴いていた美形が真ん中あたりにいたので、差したら「知らなかったわ」の返答。ピンポーン!!次「ス」。隣の女子を差したら「すごいですね」。ピンポーン!!青学はいったいどうなっているのだ。「じゃぁ、セ?」司会役のおばさん准教授に水を向けると「センセイ?」ブブーッ!「正解はセンスあるのね」。「ソ」。これまた前傾姿勢で聴いていた女子を当てたら「そうなんですか」。正解、いやー、末恐ろしい。
 授業を終わって廊下で「あたし銀座で勤められるかしら」と雑談していた女子学生がいたのを目撃したと准教授の一人が話していたから、このサシスセソは強烈に刷り込まれたはずだ。きっちり1時間、リキを入れてしゃべったので、夜、体重計に乗ったらいつもより1`減っていたのである。
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