きのうの昼、自宅に1本の電話がかかってきた。畳の取り換えをしませんか?という勧誘電話である。いつもなら「間に合ってます」と即座に切るところだが、2年前和室6畳間の障子の張り替えを行った時から、次は畳だなと思っていた。幸い大変な馬券を当て、懐に余裕がある。で、「いいところに電話してきたね」と言うと電話口の向こうの女性は「えっ?」 「お正月には新しい畳で」と畳みかけてきたから「そりゃ、いいよね」。昔から女房と畳は新しいのに限ると言ったもんだ。前者には縁がないが、後者はいい機会だから、新しくしちゃおうと思ったのだ。で、「1畳おいくらなの?」と尋ねると「9000円から3万円です。職人の方が詳しいのでうかがわせます」「でもあんまり家にいないんだよね」。「20日は?」と言うので「そこならいるかな」「ところで、お客様のご住所は?」はぁ~ん、あてずっぽに電話をかけまくっているのか?「おたくはどちらの畳屋さん?」と尋ねると「府中」という。だったら近いからいいか。 こうして電話勧誘して当たりとなる確率ってどのくらいあるのか。まして畳。そうたやすく売れるものではないからなぁ。それにしてもお袋に脅され国立から今の弟所有のマンションに引っ越してきてから14年。和室の畳はそのままだった。本棚がずらっと並んでいる「パター一夜漬けの間」は、かつては畳替えをしたばかりだったのか、イグサのいい匂いがしていたことを思い出した。 2年半前障子紙を張り替えた時に来たM社のアンちゃんはかなり傷んだ畳を見て「こちらもウチでお願いしますよ」と言っていたがこういうのは勢いだからな。全く府中のS畳屋は運がいい。さて、どんな風になるのか。有馬記念も当てないと費用が出ないかもな。 と、ここまで下書きしたところで「府中のS畳屋」をググると、「ウチをかたって電話勧誘しているのがいる」という調布のS畳店を見つけた。畳替えで調べると「1畳9000円~3万」というのは高い。こりゃM社に鞍替えした方が安心かもしれない。 |
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