この年末年始、かなり老人力が付いてきたことを実感した。生物学事始めの5日、金杯で乾杯を狙ってさあ、出陣という時に、いつも教科書の「日刊競馬」と「スポーツ報知」を入れていく縦長の茶色の手提げ袋がどこを探しても見つからない。生物学学習には教科書がピタリと入るこの手提げ袋が欠かせないのだ。 はて、どこに行ったのか?暮れの22日、有馬記念に出撃した時はちゃんとあった。「オーケー」に明治の飲むヨーグルト「PA−3」を買い出しに行った時も使った。しかし、その後の記憶が全く霞んでいるのである。この手提げは、以前愛用していた黄緑色で猫のデザインが並んでいる奴の取っ手が取れてしまったため、3年ほど前西国マインで入手。サックスの巨匠、宮野さんらが国立の大学通りで「さくらライブ」に出演した時、音符マークの付いた缶バッジを500両で求め、取っ手の横の側面につけていた愛着のある品なのだ。 ないのでは仕方がない。で、十数年前、立川の伊勢丹にお歳暮の手配をしたときに先着2万人様かなにかでもらったグリーンのチェック柄の折りたたみ式の手提げ袋があったのを思い出し、押し入れの中から引っ張り出した。折りたたみ式なので底にマチがない。この大きさの”板”は、どこかの紙袋の底の部分を切り取って底に据えた。ちょうどいい感じで収まった。これまでの手提げより、ちょっと縦が長く幅も広いが贅沢はいっていられない。このアクシデントのためか、昨秋から続いていたメーンレース(G1)6連勝の記録が途切れた。 おとといもバイト帰り、セブンスターと黄緑色のビックの160円ライターがない。30分ほど前に入ったトイレの個室か?と急行すると、ありましたありました。この分で行くと、命もどこかにに忘れてくるかもしれないな。それにしても茶色の手提げ袋、いったいどこに行っちゃったんだろう。 |
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