隠居志願のつぶやき2017

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...... 2020年01月27日 の日記 ......
■ 徳勝龍のユーモア   [ NO. 2020012701-1 ]
 きのうの大相撲初場所の優勝力士インタビューは面白かった。優勝したのは奈良県出身、幕尻前頭17枚目の徳勝龍(33)。千秋楽に大関、貴景勝(23)との対戦で初めて結びの一番をとることになり、どっちが大関かわからない力のこもった相撲で、貴景勝を寄り切りで破り、14勝1敗。この日大関候補だった御嶽海(27)を破って13勝2敗とし、決定戦を待っていた正代(28)をがっかりさせた。
 14日目に正代との1敗同士の直接対決で、突き落としで勝っているのだから、文句のない優勝だ。結びの一番で優勝を決めた瞬間、顔をくしゃくしゃにしてあふれる涙にはジンときた。優勝インタビューでは開口一番、「自分なんかが優勝していいんでしょうか」と満場を沸かせ、「優勝は意識しなかったか?」と問われ「意識することなく」と言って、一呼吸おき「うそです。めっちゃ意識し、バリバリ、インタビューの練習してました」。これが関西人の血なのか。
 86年生まれの同期には、昨年引退した横綱、稀勢の里、この日大関から陥落が決まった豪栄道(33)らがいる。年すでにもう33歳だが、「まだ33歳と思って頑張ります」。このごろは白鵬(34)の偉そうな優勝インタビューが多かっただけに、この苦労人の優勝は見ていなかなか楽しく新鮮だった。
 今場所は前半戦で白鵬、鶴竜(34)の2横綱が早々と休場、10勝すれば大関に復帰できた高安(29)もカド番の豪栄道も不振で、来場所は大関は貴景勝一人となる。大関経験のある栃ノ心(32)、琴奨菊(35)も今場所は負け越した。大相撲の世界も世代交代を迎えているのだろう。
 これからは富山出身で優勝経験のある朝乃山(25)が貴景勝らと土俵を盛り上げていくのだろうが、幕尻優勝の徳勝龍がこの経験をかてに上位に上がっても活躍すると面白いのにな。一度見たら忘れられないお相撲さんらしいいい顔をしているんだ。
     ×     ×     ×     ×
 今週のトイレの一輪挿しは「ソラーレ」という黄色の大輪のバラです。

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