我が家の７、８年前に買ったパソコンのソフトはウインドウズ７である。今月14日をもってセキュリティー・サービスが終了した。俺は全くノー天気だったのだが、パソコン整備担当の長女はウイルスの被害を受けやすくなるので、新しくした方がいいと昨年暮れからずっと主張し続けていた。そこでこの前の土曜日、立川のビックカメラに赴き、ウインドウズ10搭載のパソコンを手当てしてきた。
ビックカメラ２階のパソコンフロアにいくと、ＮＥＣとかソニーなど日本メーカーの15.4型は15万円前後とお高い。これはちとしんどい。それでデルとかＨＰとか安い方のコーナーに足を向けた。長女が譲れないスペックはこれこれ、とメモを見ながら近寄ってきた店員さんに話す。その店員さんの胸の名札にはなんと俺と同じ苗字が書いてあった。ヤクルトの投手に俺と同じ姓の奴がいるが、同姓の人間に対面するのは生まれて初めてだ。この縁にここで買うしかないなと思った。
長女の言うスペックに合致してまずまずの値段なのは、中国レノボ製のパソコンだった。するとくだんの店員さんは「これ以降はいくらお値下げできるか、レノボの人間でないと言えません。交代します」。どうもビックは場所を提供しているだけのようなのだ。
やってきたレノボの女性販売員は「展示の品がなくて、少々お高くなります」と言って、いったん引き揚げ、また戻ってきて「部品の調達が、間に合わなくて納品は３月中旬から下旬になります」。もう面倒になり「それでいいです」。申込書に住所氏名を書くとまたどこか奥に引っ込んでしまう。15分は待たされたか、ようやく支払いの段になり、これはビックのレジに。すると彼女はレシートの片割れを持って行った。あとでなにがしかのショバ代を払うのだろう。
まだ、「７」を使っている人が全国で1500万人はいるとか。「７」から「10」にしようとする客が多く、対応が追い付かないのだろう。これで、まず一安心。同姓の店員さんによると「10」はワードやエクセルを起動させるだけでかなりパワーを食い、必要なスペックも上がるらしい。そんなことも知らずに日頃パソコンを使っているのだから、いい気なものである。
バイト先のパソコンは今月「10」になったばかりだが、「７」の方が使いやすかった。まぁ慣れなんだろうけどね。 |
|