栃木の新聞社の社長だった鬼瓦の持論は、ゴルフは68歳まではうまくなるというものだった。それを信じ込み、ターフに出ていたのだが、68の年の昨年は入れ歯がガフガフだったのに加え右肩痛で、平均スコアは前年より4つも悪化し煩悩の108だった。今年の打ち初め、栃木でのプレーはそれよりも悪いダイヤル110番であった。 無垢の年になって初めてのラウンドが土曜日、悦ちゃんのホームコースで行われたのだが、ドライバーは当たらない、バンカーに入れたボールが砂にめり込み2打罰とするなど散々で、「百獣の王もう五」のスコア。昨年までは何とか百を切りたいとプレーしていたが、今年は110切りが目標となりそう。ヤレヤレ。思うに加齢で体の軸がブレるんだな。 土曜の悦夫会の同伴競技者は、5月に古稀になる同期の悦ちゃん、彼と生年月日が全く同じの販売出身の健さん、正規メンバーの元社長のきたさんが都合で来れなくなり、”房総族”を来月末で足を洗うKくん(65)が代打で加わった。 Kくんは俺が幹事長の竹橋の会社関係の5組のコンペで持ちハンデが最上位の腕前なのだが、稽古不足とかでザックリのミスも目立ち、103と乱れた。新年5回目という悦ちゃんは俺より50ヤードは飛ばす豪打の持ち主だが、シャンクも出て111。 3年前の自己免疫性肝炎を克服し以前の飛びが戻ってきた健さんは、チョロ、ザックリが出て107。みんな加齢性ゴルフ下手症候群に罹患した模様。その現れが4つあるショートホールで誰もワンオンしなかったこと。いつものようにオリンピックにニアピン・バーディー・砂イチのお遊びを取り入れたが、オリンピックも不作で、19番ホールでの甘味代も出なかった。 18ホールを回れば、何かしら記憶に残るショットやパットがあるものなのだが、1個も見るべきものなし。コウライグリーンが難しすぎたんだな。だんだん、こんないくらもいかないゴルフをするようになるのかと思ったら、イヤになったね。 × × × × 今週のトイレの一輪挿しは「ピンクレディブル」という大輪のバラです。 |
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