隠居志願のつぶやき2017

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...... 2020年02月14日 の日記 ......
■ 駐車場の抽選会   [ NO. 2020021401-1 ]
 うちのマンション管理組合は5月の総会を前に難題が持ち上がり「平時」とは言えないのだが、半年ちょっと役員をやっていて、平時の管理組合の一番の仕事は、修繕積立金のきちんとした取り立てと駐車駐輪場の円滑な運営だと思うに至った。
 昨年5月に理事になった時、所有はしているが実際には居住していない80代の女性が平素の管理費と修繕積立金(1カ月約2万円)を22カ月も滞納している事態にぶつかった。きちんと納入している人からすれば不公平感は否めない。それで理事長らと市の法律相談で弁護士のところに足を運んだりもした。いよいよとなれば裁判かとまで思い詰め、理事長が練りに練った文案の督促状を2回ほど送付したところ、昨年末までに2度にわたって振り込みがあり、見事完済となった。大きな懸案解決である。
 もう一つの駐車駐輪場問題。この前の日曜日、4月からの駐車場所を決める抽選会の受付に駆り出され、スムーズな運営に目を見張った。37年前に建てられたうちの分譲マンションは、高層8階建て地区に約60台、低層4階建て地区に約60台ほどの駐車スペースがあり、それぞれに番号が振ってある。住民の高齢化で車を手放す人もいて、若干空きがあるため、昨年から賃貸で入居している人の駐車と持家の人の2台目の駐車も認めることにした。財政逼迫の折り、少しでも収入を増やそう(月額1万円)との狙いである。(俺のチャリ、メルセデスは年間500円)。
 日曜、会場準備の理事は朝9時半管理事務所に集合。10時から高層の人、10時半から低層の人の抽選だ。事務所の受付にいると定刻の10分ほど前から住民が続々とやってくる。昨年のくじ引きの時とほぼ逆の順番で(障がい者の方は優先的に1番目に駐車場所を決められる)、駐車スペースの大きな地図の上の付箋を、自分はここというように引きはがし、必要書類と一緒に隣室の係のところに持っていく。抽選日を忘れている人には女性理事が「もう抽選が始まってますよ」と電話を掛ける。
 高層も低層も15分で計100台ちょっとの駐車場所が決まった。この間、何らの問題も起きなかった。長年築いた公平な抽選方法なのだった。駐車場担当理事のキビキビした司会進行も見事だった。鼻ズラの長い外車の持ち主に車の出し入れの邪魔にならない奥の場所を選ばれては、のささやきは不発に終わったけどね。

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