土曜日午後から吉祥寺で中国語の勉強会が開かれた。メンバーは組閣幹事長のSくん、広告のエースてっちゃん、人事のNくんである。竹橋の会社は昨秋、50歳超の200人以上の合理化を行ったばかり。お役目とはいえ人事部の幹部、Nくんはさぞかし寝覚めが悪いだろうと思ったら「私も辞めます。58になりましたから」。ふ〜ん。 しかし、ちゃんと天下りの道が用意されていて、我が同期、悦ちゃんが社長を務める印刷孫会社に行くのだとか。悦ちゃんはこの5月に古稀を迎える。確か竹橋の関係会社の社長は68歳までという内規があったはずだが、余人をもって替え難しということでまだ残っている。Nくん曰く「悦夫さん、従業員に挨拶を欠かさないということで、人気があるんですよ」とのこと。これはちと嬉しかった。 勉強会はそのNくんが快調に飛ばし、半荘4回連続トップ。昨年から絶不調のSくんのチップがどんどんなくなっていく。俺はしぶとく2着を確保する麻雀だが、6半荘目かにとんでもない手が来た。暗刻が3つでき、「中」と「六索」のシャボ待ち。上家のNくんがリーチを掛けてきたので、すかざず危険牌で追っかけリーチ。 すると一発で「中」を持ってきた。やった。ことし初の役満貫「四暗刻」だ。役満ツモはチップ10枚オールと決まっている。それに一発のチップ1枚ずつ。点数もさることながら計33枚のチップが転がり込んできた。これでツキが一気にこっちに来た。それからはNくんはあがれなくなり、シンデレラタイムまでに貯金はほとんどなくなった。 Sくんはまた大敗。払い切れずまた借りが増えた。てっちゃんもNくんもSくんに貸しがある様子。帰路「勝てないね。あの強いSちゃんはどこへ行ったの?」と言ったら、「体力が落ちているのかな」だと。かつての引きの強さは影を潜め、怖さがなくなっている。どこかで借金をしていったんマイナスを帳消しにして、ゼロからスタートした方がいいと思うが、競馬と違って中国語は「借り!」がありだから、やんないだろうな。 × × × × 今週のトイレの一輪挿しは「ピーチインシーズン」という淡いピンクのダリアです。 |
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