全国の小中高校が春休みまで休校する動きとなって、俺が一番つらいのは週末生物学の授業が受けられなくなることだ。大人数が集まるのはマズイとのことで、サラブレッドは走ることは走るが、無観客でのレースとなる。電話やインターネットで勝馬投票券は購入できるが、競馬場、ウインズでの発売はない。当たり馬券を機械に差し入れ、チャリチャリ(まれにバサッ)という音を聞くのを無上の喜びとしている人間なので、馬券投票の口座は持っていないのだ。 けさ新聞で、中央競馬会(JRA)の無観客競走開催のニュースを見て、農水省が管轄するJRAではしょうがないかとは思ったのだが、春のクラシックシーズンを前に楽しみが奪われた。今や馬券の7割がインターネットで購入されているという記事に、そんな割合にまで達しているのかとは思ったが、自分もその7割の側に入ろうという気はさらさらない。生物学を勉強しに行くと、目の前にあるレースにはすべて参戦してしまうタイプだから、競馬場やウインズに出向かなくても馬券が買えるとなれば、いくら資金があっても足りないのだ。 来週から学校が休みになる児童生徒の中には学校に行きたいよーと思う子どもも多いだろう。何より大変なのは共働きの親だ。シンゾーくんは学校全面休校の要請をするにあたって、政府が全面的に責任を持つと見栄を切ったが、具体的にこれらの共働きの家庭にどういう手立てが取れるのか。 俺にはこのままでは開催が危ぶまれる東京五輪の中止を避けるために、新型コロナウイルスの罹患者が出ていない府県にも、無理無理一律に休校の要請をしたとしか思えない。政府が責任を持つを言いながら、検査も受けられない国民がヤマといるのだ。なんかやることが泥縄で、きっちり詰めたものではないとみえる。早くも各地で揺り戻しが起きているみたいだ。
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