隠居志願のつぶやき2017

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...... 2020年03月05日 の日記 ......
■ 後期高齢者の戦い   [ NO. 2020030501-1 ]
 「50、60洟垂れ小僧 70、80働き盛り 90になって迎えが来たら 100まで待てと追い返せ」 これ、蔵相時代の故竹下登首相に大臣懇談かなにかの席で教わった戯れ歌だが、なんぼなんでも年寄り過ぎると思うのが、米大統領選挙のスーパーチューズデーの結果である。
 民主党は序盤でこれはと思って期待した穏健派のブティジェッジ氏が黒人層に支持が広げられないとして選挙戦から撤退し、中道派のバイデン氏支持に回り、女性のクロブシャー氏もバイデン氏支持となり、同氏が息を吹き返した。序盤勢いのあった急進派のサンダース氏は大票田のカリフォルニア州では勝利したものの、テキサス州でバイデン氏に遅れを取り、4年前クリントン氏に勝った州でも敗れた。
 スーパーチューズデーから大量のテレビ広告を使って参戦したブルームバーグ前ニューヨーク市長は票が伸び悩んでおり、選挙戦からの撤退がささやかれている。余裕綽々の共和党、トランプ大統領はツイッターで「最大の敗者はちびマイク(ブルームバーグ氏のこと)だ」「”ポカホンタス”ウォーレンも敗者だ」「バーニー(サンダース氏)に何があったんだ」と論評しているとか。
 トランプは俺に言わせれば「マッド・トランプ」だが、バイデン氏のことを「スリーピー(退屈な)ジョー」と言ったり、サンダース氏のことを「クレージー・バーニー」と蔑称を付けて呼んでいるのだとか。
 しかし、米国は若い国と思ってきたが、マッド・トランプは6月に74歳になる。その対抗馬たるバイデン氏は77歳。サンダース氏は78歳。ブルームバーグ氏は78歳。いつから米国は老大国になってしまったのか。若ければいいというものではないが、民主党の候補者選びで俺がブティジェッジ氏に期待したのは同性愛者を公言している点ではなく、38歳という彼の若さだった。
 寿命は伸びていて、実質年齢はかつての七掛けとはいうものの、49歳の俺も馬力が落ちてきた。マッドトランプが再選を果たすと2期目の終わりには78歳の年齢だ。こんなおじいさんに核のボタンは任せたくない。かの自民党だって立候補者に定年制を導入し大勲位に小泉純一郎が引退を迫った。日本流にいうと後期高齢者の候補者選びはゾッとしないよな。

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