先週びよういんメッセに行ったら俺の主任ヘアデザイナー知ちゃんが、PTA役員の後任選びが終わったのですっきりしたと話していた。社長さんでも協会長さんでも一番の仕事は、その地位、役職にふさわしい後任、後継者を選ぶことだ。コロナ、コロナで騒々しい年度の終わりの春は、まさに後任選びの佳境でもある。 きのうは大学時代のゼミの遊び仲間との芝刈りで、真っ白な富士山を拝みながら,夜に予定されていた後任選定の話し合いがうまくいくよう念じていた。ウチのマンション管理組合の新理事選考作業がどん詰まりに来ており、10棟ある棟から全部で6人の候補が推薦されることになっているのだが、理事長の所属する3号棟だけ推薦作業が難航しており、その一方でその棟に所属する”暴走老人”が理事に立候補してしまった。 「3号棟のことは3号棟に任せる」とのスタンスでこれまで横目でみていたのだが、週初めの会合で理事長がギブアップを宣言したので、他人の懐に手を突っ込むことにし、望みのありそうな入居者宅を女性理事2人と一緒に訪問。「他に誰もいないのなら」との話に脈ありとみて、昨夜は他にお願いできる方がいない、ぜひとも引き受けてと土下座するつもりだった。 で、夜7時に手土産を持って訪問した時は旦那様が出てきて「仕事で帰宅が9時ごろになる」との話。9時に再訪した時は、意中のママが「PTAの役員にもなったし、仕事も忙しい。何より立候補された方のいるゴタゴタしたところに入るのはどうも」と固辞され、手土産も返されてしまった。万事窮す。 こうなりゃ、”暴走老人”を受け入れ、一緒にやっていくしかない。いろいろ問題のある方だが、マンション生活をよくしたいという思いは一緒のはず。一緒に説得に動いてくれた女性理事も根っから”暴走老人”を拒絶はしていていないことが分かり、それならやるしかないと昨夜は腹をくくったのである。 |
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