新年度を迎えたが新型コロナウイルスのおかげでさえないスタートだ。全員そろっての入社式など夢のまた夢。さらに俺のような愛煙家にとっては厳しい年度の始まりである。罰則付きの受動喫煙対策を盛り込んだ改正健康増進法が1日から全面施行され、従業員を雇う飲食店は原則全面禁煙となったためである。 生きていくためタバコとコーヒーが欠かせない俺は、4月を前に行きつけの店がどうなるか、探ってきた。バイト先は今まで通り、ビル35階の仕事場からB2の喫煙ルームに出撃することで対応できそうだ。おとといきのうの出社時も、50分おきに地下に降り、歩数計のカウントをかせぐことができた。昼休みにカフェオレをやりに行く「タリーズ」は本日から全面禁煙とのことであった。もっともあと2週間は仕事のない在宅勤務が続く。 西国でよく立ち寄る「エ・プロント」はこれまでの喫煙コーナー(約15席)の一角に、ブースが設けられた。さっきここで2本、セブンスターをやってきた。「ド・トール」は15席ほどの喫煙コーナーが奥にあって、どうするのかみていたところ、昨日からブース設置の工事が始まり、ここも大丈夫だ。 国分寺南口の駅ビルは昔から9階の飲食街の一角に喫煙コーナーがあり、ここでよくタバコを吸う。駅ビル2階の「タリーズ」は奥の喫煙コーナーをそのままブースとして使うようだ。つらいのはバイト帰りにコーヒーがおいしいのでいつも立ち寄っていた新宿駅地下の喫茶店「アマティ」が完全禁煙になってしまったこと。地代も高いのでブースは設けない。で、遠距離の中央線ホーム中ほどにある喫煙コーナーだけが新宿の最後の砦だ。昨日もバイト帰りにここで一服したのである。 |
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