東京都は新型ウイルス感染拡大警戒地域ということで、10人以上の集会は自粛ということになった。俺の住む国分寺市は25日まで公共施設閉館である。こんな状況なので毎月第一日曜日午前に行われているマンション管理組合の理事会(メンバー12人)は開けず、メールによる討議ということになった。IT活用の進んでいる民間企業ならなんてことはないが、年配者の多い理事会はスムーズにはいかない。 この方針は昨日夕方、理事長、副理事長、総務担当理事の4人で行われたコロナ対策緊急小委員会で決まった。この分でいくと、5月10日に市営のホールで開かれる予定の住民総会の開催は難しく、俺の理事長就任も無期延期かと思っていた。ところが、同じ棟に住む暴走老人の理事立候補を止められず、理事会運営に嫌気がさして早く理事長を辞めたがっている理事長が、マンション住民規約の中に、総会に代わる書面での決議が有効という条項があるのを発見した。 「こりゃ、使えますね。よく見つけられた」と言ったら、「だって俺、早く辞めたいから」だと。きのうの緊急小委員会で一番問題になったのは、理事会が総会に提案する理事候補者名簿に中に、立候補した人間を入れるか、別枠にするかの点。理事長は暴走老人を別枠にしたいようだが、「いったん理事会が新年度はこのメンバーでいくと決めたら、別扱いはおかしいでしょ。たしかに彼だけは理事にしたくないという住民はいても、大多数の住民は彼のことはよく知らないのではないか」とかなり強く主張した、 今、読んでいる内田樹の「サル化する世界」でも、民主主義について「敵と共生する。反対者とともに統治する」と書いてあったもんな。暴走老人も団地をよくしたいと思っていることだけは間違いない。ただ、空気を全くよまない人なんだよな。 × × × × 今週の拙宅の花は「オートクチュール」という白いバラにピンクのバラ、薄赤のバラに、クリーム色に淵が紫色の「ハリケーン」というカーネーションです。 |
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