隠居志願のつぶやき2017

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...... 2020年04月13日 の日記 ......
■ フィトンチッド   [ NO. 2020041301-1 ]
 コロナの緊急事態宣言下でのわれわれ年配者の責務は、コロナウイルスに罹患しないことだと考えている。そのためには規則正しい生活をして、免疫力を付けねばならない。大学バドミントン部の同期との間では4月3日の定例ゴルフコンペが中止になってから、「通っていた講座が中止になり、マンション6階までは階段を使うようにしている」だとか「ゴルフは続けているが、昼メシは距離を置いて、風呂には入らないようにしている」だの近況を知らせるメールが同報で飛び交っている。
 何もしない在宅勤務が6週間に及んでいる俺。マンション管理組合の5月の総会は中止確定だが、そこに諮る予定だった議案作成はキチキチと進めなければならず、バイトに行くより面倒な協議が多いのだが、少しでも免疫力を向上させねばと、晴れた土曜日は近くの雑木林にフィトンチッドを浴びに行った。西国駅を北口に出て歩いて3分のところに湧水でできた「姿見の池」というのがあり、その池と中央線との間に小高い緑地保全地域というのがある。
 今、新緑の時期。コナラ、クヌギ、イイギリ、ヒノキなどの木々が実に美しいのである。緑といっても少しずつ色が違う。一応、遊歩道らしきものも造られ、自宅から10分のところで自然が楽しめる。道端にはムラサキツユクサなども自生している。大昔に読んだ物語「ほんとうの空色」に出てきた空色はこんな色だったかと、柄にもなく久々に自然に親しんだのである。
 緑地保全地域といっても5分も歩けばおしまいの小規模なものだが、ずっと残してもらいたい雑木林。小鳥も来るらしく、密猟を禁ずる都、国分寺市の看板も出ていた。
 フィトンチッドを浴びて免疫力がしっかり付いたと思えたのだが、週明けの今日は朝から強い雨。付いたはずの免疫力が一気に流されてしまったようなけだるい気分である。

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