国内で一番コロナ感染者率の高い東京都の住民(2番目はなんと福井県)には今週あたりから一世帯2枚のアベノマスク(表面に「自民」と書いてあるらしい)が配達されるとのことだが、ほんとにマスクはどこに行っちゃったんだろう。医療従事者にちゃんとしたマスクがないなんて、そんなことが21世紀の日本にあってよいのだろうかと思う。それでは安心して患者の治療ができないではないか。 マスクをすると息苦しくなるので,花粉症でもない俺はこの四十年、マスクはしたことがなかったのだが、マンション管理組合の理事会合ではマスクをせざるを得なくなり、長女から2枚ほどくすねて、顎に掛けて会議に出ている。それを見かねた花粉症の理事長がサージマスクを2枚くれた。力持ち美人のマッサージに行ったら、友人が作ったという布マスクをプレゼントしてくれた。で、「ちょこちょこお店を見てると、マスクはないこともないのよ」と言う。 それできのう昼飯に出た帰りに近所のドラッグストアをのぞくと、7枚入り310円也のサージマスクがあるではないか。このひと月でマスクが販売されているのを初めて見た。記念に1袋購入し、娘に2枚返し、ちょうど打ち合わせがあった管理組合理事長に2枚お返しした。ドラッグストアのお姉さんに尋ねたら、開店前からマスク欲しさに行列されると困るので、昼前から在庫にあるものを「おひとり様1個限り」で並べているのだとか。買ったときはまだ30セットほどはあったので、夕方偵察に出かけたらもうなかった。長女によると、きょうは並べてなかったとのこと。 午前中、血圧を下げる薬がきれたので、3カ月ぶりに国立・新田カバ院長のクリニックに薬を取りに行き、診察の合い間を縫って、雑談してきたのだが、4月来日が予定されていた中国の習近平主席への遠慮と、オリンピック開催がちらつき、コロナ禍への対応を誤ったとの見方だった。 カバ院長のクリニックには高齢の患者も多いので、高熱のある患者の来院には時間を区切って別棟で診察しているとか。カバちゃんに倒れられては地域医療がたいへんなことになるので、「頑張ってください」と言ったら、地域の医院の声としてNHKのテレビにも出たカバちゃん、ニコっと笑った。その帰り、国立の大学通りにあるドラッグストアには「マスク入荷12枚入り1200円」の札を見つけたのである。もちろん、そんなもん、買わなかったが。 × × × × 今週の拙宅の花は深紅の大輪のバラ「サムライ」とピンクのスプレーバラ、それに白のカーネーションです。 -----------------------------7e4237c10272 Content-Disposition: form-data; name="image"
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