コロナ禍で夕飯を食う場所も少なくなったため、「料理人を目指そうか」とつぶやいたら、このブログの読者である旧知のとびきり美人が料理の本を2冊プレゼントしてくれた。「男のええ加減料理」と「毎日作れるシニアごはん」の2冊。無手勝流では料理はできない。それなりの準備が必要というありがたい思し召しである。 このうち「ええ加減料理」は土鍋だけを使い、調味料も1種類だけというシンプルなもの。土鍋なら大昔、雑炊が急に食べたくなって購入してウチにある。これだと土鍋が皿にもなり、俺の大嫌いな後片付けが簡単。で、おととい早速、初級篇に挑戦することにした。ええ加減料理の鉄則は、一人で1からすべて責任(当たり前だ)で行い、他人に振舞わないというもの。 で、その1ページ目の初級篇「豚ニラもやし」は、なになに、豚バラ肉3〜4枚、もやし1袋、ニラ2わ、水、酒各カップ4分の1とある。料理用の酒を調達しないといけないのか。肉などはオーケーで買えるな。え、なになに、材料費が500円を超すようなら、外食の方がお得とな。メシはサトウのごはん200c(約100円)でいいだろう。これはこの前、テレビで始めちょろちょろ、中ぱっぱ流で炊き上げる60bのラインの設備を紹介しており、下手に自分で炊くよりうまいのである。味噌汁はマルコメの即席「料亭の味」だ。1杯当たり20円見当だ。 豚バラを3a程度に切り、もやしの上に重ならないように乗せ、5aに切ったニラを乗せて塩をちょっと振って、弱火で約10分。うむ、けっこういけるではないか。余った豚バラを早く食っちまいたいなと思って、きのう国分寺に出撃したら、クイーンズ伊勢丹で豚バラともやしのにんにく醤油炒めの素というのを発見、これにも昨夜挑戦。かなりの分量になったので、半分長女にも食べさせた。おいしいとのことである。 こうなるとなかなか楽しいもんだ。後片付けもあまり苦にならない。買い出しに行くとスーパーの中をけっこう動き回るので、スマホの歩数計のカウントもかなり稼げることが分かった。俺はメシの副菜はかなり揃える方で、ノリ、納豆、鯛味噌、ちりめん山椒、ゴマ昆布、たらこのほぐしたのなどを常備している。こういうのが一緒に食えるから、おうちメシもわるくないもんだ。次は大根を使って、一気に中級篇にトライしてみようかな。 |
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