昨年10月末にガラケーから変えた赤いスマホには万歩計が付いている。こしゃくなことに毎日「きのうはあまり歩けませんでしたね」などの通知が来る。食べることと同時に歩くことは生きている証しといっていいだろう。 バイトで週3日新橋まで行っていた2月までは、1日平均の歩数は7000〜8000歩だった。バイトの日は1万歩を超える。これが在宅勤務となった3月は1日平均で5100歩、4月は3700歩。これでは老人性フレイル(虚弱)になりかねないと、駅前のコーヒー屋に行く時もチャリではなく歩いて行くようにしたので、5月の平均は6100歩。災害用のミネラルウオーターの箱を台車で運んだ先週の土曜日は1万2500歩の大記録を打ち立てた。 ところが、おとといは2500歩、きのうは1900歩の体たらくである。実は月曜日、浴室のタイルの黒ずんだ部分をきれいにしようと、カビキラーでシュシュっとやり、おとといシャワーの水でカビキラーのところを流し、靴下が濡れるのがいやで大きくまたいで無理な姿勢で着地したところ、左のふくらはぎがピピっときて、歩くのが難儀になってしまったのだ。 一晩寝ても二晩寝ても痛みは去らない。それで徒歩4分のコーヒー屋に行くのにもチャリに戻ってしまった。家の中でもソロソロとしか歩けない。これではまるで身障者ではないか。寝たきりになると筋力が急速に衰えるという。それで無理しても外に出るようにしているのだが、他人の半分の速度でしか歩けないのがつらい。チャリをこぐのは全く支障はないが、左足に力がかかると痛みが走るのである。 やれやれ、年はとりたくねぇもんだ。あんな着地で足を痛めるとは……。ステイホームで家から出なくなっている我ら年配者には、フレイルが増加しそうという記事が今朝の新聞に出ていたが、なんとかならないのか、この痛み。こんな事態はコロナ同様、生まれて初めてだ。 |
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