5月17日の生物学、ヴィクトリアマイルで5歳牝馬、アーモンドアイがG1レースで7勝目を上げたとき、6月の安田記念も勝って、過去の名馬たちがなしえなかったG18勝目の大記録を達成するだろうとつぶやいた。 この安田記念がきのう無観客の東京競馬場で行われた。5番アーモンドアイは単勝1.3倍の断然の人気。もちろん強いとみて、三連単1着固定とし、どうころんでも馬券をゲットできるように、2、3着候補に2番ダノンキングリー、6番インディチャンプ、11番グランアレグリアなど計6頭を入れ強弱をつけて30通りの三連単馬券を買い、ウキウキしてテレビ観戦したのだが……。 ヴィクトリアマイルから中2週。アーモンドアイはやや出遅れた。やだなと瞬間思ったが、それでもG18勝目を目撃できるはずと確信していた。しかし、4コーナーを回ったところで早めに先頭に立ったグランアレグリアの足が止まらない。アーモンドアイは馬郡を縫って追い出したが、グランアレグリアに追いつきそうにない。3着に残ったインディチャンプを抜くのが精いっぱい。2馬身半差の2着。う〜ん、こういうこともあるのか。 グランアレグリアも強いとみて、5−11の馬連馬券(6.5倍)の馬券も買うつもりだったが、資金をすべて三連単に投じてしまった。11→5→6の3番人気、1番人気、2番人気の結果で、112.4倍もついた。スポーツ紙によると、アーモンドアイの敗因はデビュー以来初の中2週のローテーションとか。これまでのアーモンドアイはレース間隔をあけて使われてきたのだ。 グランアレグリアだって昨年の牝馬のG1、桜花賞の勝ち馬で、強いことは強いのだった。競馬に絶対はないということを、改めて思い知らされた。これでアーモンドアイのG18勝目は秋の天皇賞以降に持ち越された。生物学徒でなくても名前を知っているディープインパクト、ウオッカ、キタサンブラックなどG17勝馬をアーモンドアイは越えられるのか。故障さえなければ可能とみるが、それにしても、あ〜あの安田記念だった。 |
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