コロナで収録ができずテレビは再放送をそのまま流すことが続いているが、きのうたまたま見たNHK昼の「のど自慢」はなかなか工夫がされていて、ついつい最後まで見てしまった。昨年の1年間に予選会で出場者が歌った曲、3300曲余りのなかで、一番歌われた曲は何かを、ベスト40まで一挙に紹介したのだ。 「のど自慢」は予選を通過した20人・組が毎回登場するが、その年齢は中学生からお年寄りまで幅広い。歌の人気は流行に敏感な若い層に偏りがちだが、「のど自慢」は年配者も出るから、俺のような人間にも口ずさめる曲もあるに違いないと思ったのだ。 俺がカラオケなどで一番歌を歌っていたのは、95〜98年の秋田の親方時代。支局員行きつけの「山路」(もう閉店した)というスナックで、「原稿は切らしても、歌は切らすな!」と、よく歌のしりとりをやった。それ以降はカラオケに行くこともあまりないから、21世紀になってからのヒット曲はほとんど知らない。 で、19年の人気曲ランキングの40位から21位までには、「山路」で支局の歌姫、U子記者がよく歌った「津軽海峡・冬景色」や坂本九の「上を向いて歩こう」、今も俺がよく聞く中島みゆきの「時代」などがランクイン。19位には俺の持ち歌、鳥羽一郎の「兄弟船」。演歌の最高位が17位、石川さゆりの「天城越え」だった。この歌、俺も歌わないことはないが、なかなか難しいんだよね。 さて、ベストテンは10位からいくと、Iゆず「栄光の架橋」Hいきものがかり「ありがとう」Gスーパーフライ「愛をこめて花束を」FAKB48「365日の紙飛行機」EFoorin「パプリカ」D一青窈「ハナミズキ」C秦基博「ひまわりの約束」BMisha「アイノカタチ」A中島みゆき「糸」@Kiroro「未来へ」。このうち俺が歌えるのは「ハナミズキ」だけ。「パプリカ」なんか、紅白に出てくるまで知らなかったもんな。 ゲストのヒャダインというアンちゃんが、のこりベスト5の段階で、メッセージ性の高い曲が上位にくるとして、1、2位を当てたのは見事でした。ちなみに「未来へ」は3300人余りのうち、78人が歌ったのだとか。「糸」は知ってるけど「未来へ」は全く。出場者が1小節ずつ歌うのをつなげた編集手法は、なかなかに見せました。 |
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