モノがなくなるわけがない。神隠しに遭うなんて非科学的なことはありえないと思ってずっと生きてきた。ところが3週間ほど前だったか、国立まで遠征するのに、自転車置き場にチャリを出しに行ったら、カギが掛かっている。チャリのカギは玄関の下駄箱の上の小ぶりな陶器の器の中に入れるのが習い。カギを置くとチャリンといい音がする。で、そこを見たがない。数日前にカギを掛けたときにちゃんと置かなかったのかと思って、何本かのスラックスのポケットを探ったがない。 あれ〜?どうしたのか。カギをなくすなんかありえない。仕方がないので、数年前中古のこのグリーン号を買ったときに付けてもらったカギの、補助用を机の引き出しから取り出して外出したが、非常に不愉快だった。ちょうどそのころ、洗濯物を片付けていたら、グレーの綿の靴下の片方が見つからない。あれ、どこへ消えた?綿の靴下なんでユニクロで4足千円で買った大したものではないから、片方を処分してもよかったのだが、絶対どこかにあるはずと信じて、引き出しにしまった。 きのう机の脇の台の上の、布マスクなどを入れているプラスチックの小物入れの底にあるメガネ拭きを取り出そうとしたら、チャリンと音がする。なんと探していたチャリのカギではないか。外したマスクをスラックスのポケットに入れ、そこに入れたチャリのカギがマスクと一緒に小物入れに移動したのだと推理した。物体がなくなるはずはないのだ。ちょっとスッキリ。 きのうは洗濯日和だった。夕方アイロン掛け作業をしていて、半袖シャツのアイロン掛けを終わり、溜まった籠の中のハンカチにもアイロンを掛けようと押し入れから籠を取り出したら、なんとそこから、グレーの靴下の片割れが出てきた。う〜ん、ここにいたのかという感懐を覚えた。ハンカチはハンカチ、靴下は靴下の置き場は決まっているのだが、片付けるときボケっとしていたのだろう。これで行方不明2品のありかを突き止めることができた。本日そのグレーの綿靴下を着用してます。 あとはひと月ほどまえ、どこかに消えてしまった「オーケー」の会員カード(食料品を買う時、3%引きとなる)が出てくるといいのだが、これはもう新しいカードを200両出して、作ってしまったんだよね。
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